La ultima muerte



『ブロークン・アイデンティティ』鑑賞

全ての個人情報がシステムによって管理される近未来を舞台に、謎の青年をめぐる攻防を描いたメキシコ製SFアクション。網膜をスキャンするだけで全人類のID照会が可能となった近未来。離婚する妻と共同所有していた山小屋の荷物を整理しにやって来た医師ハイメは、嵐の中でひとりの青年が倒れているのを発見する。記憶を失ったその青年を介抱したハイメは、嵐が止むのを待って彼を病院に運び込むが、彼の網膜はどのIDとも合致しなかった。そんな中、謎の組織が青年を追って動きはじめる。出演は「GOAL!」のクノ・ベッカー、「アモーレス・ペロス」のアルバロ・ゲレロ。

【未体験ゾーンの映画たち 2014】の一本


程よい近未来感で、ガジェットや倫理もありそうなのが好ポイント。
謎の男の正体が明らかになりつつ、さらなる疑惑も持ち上がっていく展開はかなり丁寧。「マックたち」*1を想起させる真相もかなり好き。


ただ、人工臓器のニュースが流れた直後に、人工臓器の話が出てくる流れはちょっと興ざめ。冒頭の山荘でTV見てるんだから、そこでやればよかったのに。