Tricked



ポール・ヴァーホーヴェン トリック』鑑賞

スターシップ・トゥルーパーズ」「氷の微笑」の鬼才ポール・バーホーベンが、「ブラックブック」以来6年ぶりにメガホンを取ったサスペンス。映画の冒頭4分だけを公開してその後の脚本を一般公募し、送られてきた1000以上もの脚本から監督自ら選出したものを繋ぎあわせて製作。その過程を追うドキュメンタリーを併せた2部構成となっている。50歳を迎えたプレイボーイの資産家ムレコは、愛する家族や美しい愛人に囲まれて満ち足りた毎日を送っていた。ところが、海外にいるはずの元愛人ナジャの突然の出現により、完璧だった彼の人生は崩壊していく。

【未体験ゾーンの映画たち 2014】の一本


冒頭の4分を公開し、その後の展開は脚本募集し、いい部分を繋ぎあわせて作ったという異色作。


第一部はそのメイキングドキュメンタリー。
老いてなお盛んというか、新たな試みを、今後の10年間の新たな糧にしたいと語るヴァーホーヴェンの目がキラキラしていて、永遠の映画青年だなぁ、と感慨深い。


で、肝心の本編がつまらなかったらどうしよう、と思ったら、普通に面白いです。
妹は良心の役だからいいとして、兄貴もドロドロ人間関係に噛んで欲しかったなぁ。
あと、ラストショットはイマイチ。