Wyrmwood



『ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ』


ゾンビが蔓延した近未来の世界を舞台に、生き残った人々の壮絶な戦いを描いたオーストラリア製アクションホラー。「マッドマックス」を彷彿させる世界観やスピード感あふれるストーリー展開、これまでのゾンビ映画にはなかった独創的な設定で、世界各地の映画祭で話題を集めた。近未来、突如として謎の流星群が地球に降り注ぎ、人類のほとんどがゾンビと化した。妻子を亡くした整備工バリーは同じような境遇の人々に助けられ、彼らが所有するガレージに避難する。隕石の影響で燃料資源が使えなくなり困り果てていた人々は、やがてゾンビの血液がガソリンの代替になることを発見する。一方、バリーの妹ブルックはマッドサイエンティストに捕らえられ、ゾンビエキスを注入して強化人間をつくる実験の被験者にされてしまう。これが長編デビュー作となるキア&トリスタン・ローチ=ターナー兄弟が手がけた。

石油が枯渇し、ゾンビが蔓延した文明崩壊後の世界。
しかし、ゾンビが吐き出す瘴気が可燃性と判明し、人々はゾンビにホースを突き刺し、エンジンを稼働させる方法を見つけた。
権力者は、無数のゾンビを詰め込んだトレーラーを要塞化。集落を襲ってはゾンビ化させ、燃料にしていた。
生者も死者も獲物として奪い合う争いが激化する荒野に、一人の男が現れる……


っていう話を期待してたんだけどなぁ……


ゾンビエンジンは凄いアイデアだよなぁ。まさに輸血袋!
なんでゾンビパンデミックが起きた?とかそういうのはいいから(開始1分で字幕かナレーションで済ますとか)、ゾンビエンジンが当たり前の世界での物語が見たかった。
長編デビュー作らしいけど、映像は安っぽくなく、ちゃんと作られているだけにホントもったいない。


政府(?)がゾンビ抗体を持った人間を集めて実験している理由は、明かされないなら最初から省いた方がいいし、主人公の妹がゾンビを操れる能力を身につけちゃうのも、物語の重要なファクターじゃない。
ゾンビエンジンのアイデアだけを膨らませたほうが、絶対良かったよなぁ。


う〜ん、もったいない。
あと、邦題は似たような単語が続いてしつこいw