R.I.P.D.



『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』鑑賞

成仏できない悪霊を取り締まるあの世の組織「R.I.P.D.」の捜査官コンビが繰り広げる活躍を描いたアクション。恋人と幸せな暮らしを送っていたボストン警察のエリート警官ニックは、捜査中に殉職してしまう。そのまま天国に召されるかと思いきや、その手前で成仏できずに現世にはびこる悪霊を取り締まる組織「R.I.P.D.」にスカウトされる。西部開拓時代のガンマンだったというベテランのロイとコンビを組んだニックは、R.I.P.D.のエージェントとして活動を開始。逮捕した悪霊から世界を滅亡させる陰謀が仕組まれているという情報を入手する。ニック役にライアン・レイノルズ、ロイ役にジェフ・ブリッジス。監督は「RED レッド」「フライトプラン」のロベルト・シュベンケ。

同名コミック*1の映画化。


それほど期待はしていなかったんだけど、最近のこの手の映画の中では、飛び抜けてハズレ。
『RED レッド』*2はちゃんと観られる出来だったと思うんだけどなぁ。
まぁ、原作も、よくこれを映画化したな、という程度のものなんだけど。


幽霊版『MIB』で、かつ激しく劣化。
ギャグはいちいちお寒いし、アクションシーンは安っぽい。
現世での姿がブロンド美女と冴えない中国人のおっさんなんだけど、画面で活躍するのはこっちをメインにして、要所要所でライアン・レイノルズジェフ・ブリッジスを出したほうが良かったんじゃないかなぁ。中国人のおっさんは味わいある顔してるし、バナナも含めてもったいない。


あと悪霊の印象がすこぶる薄い。はびこってる感じもあまりしないし。
はじめの方から、幽霊同士の銃撃戦みたいな映画が見たかったかなぁ。対するR.I.P.D.が各時代のいろんな警官でさ。
ラストも制作費が足りなかったのか、妙に画面が寂しく、盛り上がりに欠ける。