The Possession



『ポゼッション』鑑賞

サム・ライミが製作を手がけ、「呪いの箱」にまつわる実話を題材に描くホラー。妻と離婚し、週末ごとに2人の愛娘と過ごす中年男クライドは、とあるガレージセールでアンティークの木箱を購入して以来、次女エミリーに異変が起こっていることに気づく。その箱に異常な執着心を示すエミリーは、徐々に性格が凶暴になっていき、奇行をエスカレートさせていく。我が子の変貌ぶりに危機感を覚えたクライドは調査を開始するが、時すでに遅く、エミリーの体には恐ろしい“何か”がとり憑いていた。2004年、ユダヤ民話に伝わる邪悪な存在「ディビューク」を封印したという箱が大手オークションサイト「eBay」に出品され、超常現象や都市伝説の研究家の間で話題を集めたことに着想を得て製作された。

最初から最後まで奇をてらうことなく(ホラーとしてそれはどうかとも思うけど)、一部の隙もなく再現された70年代オカルトホラー。相違点は携帯があることくらい。
要は『エクソシスト*1とか『悪魔の棲む家*2とか、観ていて非常に懐かしい気分にさせてくれる。悪魔もなかなか姿を表さないし、ラストショットも嬉しくなっちゃう。


ただ、ちょっと92分という尺が長く感じちゃったかなぁ。
このたるさもまた、70年代風か。