The Darkest Hour

『ダーケストアワー 消滅』鑑賞


「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフが製作を務め、姿の見えない侵略者から生き延びるため戦う若者たちの姿を描くSFアクション。ビジネスチャンスを求めてモスクワにやってきた若き起業家のショーンとベンは、訪れたナイトクラブで突然の停電に見舞われる。外に出ると空から無数の光が降り注ぎ、地上に降り立った光は姿を消し目に見えなくなるが、それに触れた人間は跡形もなく粉砕されてしまう。その正体は地球侵略のためにやってきたエイリアンで、すでに世界各国で侵略が始まっていた。ショーンとベンは侵略者から世界を守るため見えない敵に立ち向かうが……。主演は「イントゥ・ザ・ワイルド」「スピード・レーサー」のエミール・ハーシュ

思いの外、退屈せずに観られた。
『V』と似ている印象を持ったんだけど、主人公たちは普通の若者なんで、単に逃げるしかできず、世界の存亡をかけたりはしない。それ故に、必要最小限のパーツだけで物語が構成されているので、説明不足や疑問などがあまりないのがよかったのかな。
ただ、ディティールはもっと凝って欲しかったなぁ。電気技師は実は電波さんで、前から部屋にフェンスに張り巡らせていた、とか、ゲリラたちは博物館に立てこもってチェーンメイル着てる奴がいる、とか、そういうくすぐりがあっても良かったような。主人公たちが普通の人だから、コミック的にするのは控えたのかなぁ。


これといい、ネロンガといい、電気を食べるクリーチャーが透明っていうのは、「電獣ヴァヴェリ」*1が元祖? もっと前に遡れるのかしら。