Obitaemyy ostrov

『プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星』鑑賞
ストルガツキー兄弟の「収容所惑星」*1を映画化。


アンドレイ・タルコフスキーの「ストーカー」(1979)、アレクサンドル・ソクーロフの「日陽はしづかに発酵し…」(88)などの原作で知られるロシアのSF作家ストルガツキー兄弟の「収容所惑星」を映画化したロシア製SF大作。2157年、自由調査団の宇宙船パイロット、マクシムは、隕石事故に巻き込まれて宇宙船が故障。謎の惑星サラクシに不時着する。しかし、そこは軍事政権「匿名の父たち」が住民を洗脳し、全てを支配する星だった。地球に帰る手立てを探すマクシムは、やがて反政府組織「ニュータイプ」と合流し、「匿名の父たち」を打倒する戦いに身を投じる。本国ロシアでは2部作として公開された作品を1本にまとめた「インターナショナル版」が日本公開。

画面から金をかけてるのはわかるのに、ダイジェスト感が激しいと思ったら、二部作を1本にまとめてたのね。どうりで。気を失ってたのかと思った(笑)
そんなわけで、前振りも説明もろくにないため、主人公の行動原理がさっぱりだし、ストーリーを追うより早く場面転換するわ、疑問が解決されずに進んじゃうわ、誰が誰でどういう陣営なのかわからないわ、そもそも、なんで彼がこの星ではスーパーマンなのか、全く説明がないんだよね。
キャラクターにも展開にもまるで奥行きがないため、ホントに、ダイジェスト以外の何物でもない。


恥ずかしながら、原作は未読なんだけど、こういう話なの?