Iron Man 3



『アイアンマン3』鑑賞

ロバート・ダウニー・Jr.主演の人気アクションシリーズ第3作。シリーズ前2作と、全世界で記録的な大ヒットとなった「アベンジャーズ」の後に続く物語が描かれる。人類滅亡の危機を救ったアベンジャーズの戦いから1年、トニー・スタークはアイアンマンスーツのさらなる開発に没頭していたが、合衆国政府は国家の命運をヒーローという個人の力にゆだねることを危惧していた。そんな時、謎のテロリスト、マンダリンが動き出し、その壮絶な攻撃の前にトニーは全てを失ってしまう。監督は前2作のジョン・ファブローから「キスキス,バンバン」のシェーン・ブラックにバトンタッチ。新たな敵役マンダリンにベン・キングズレー

『アイアンマン3』日本最速カウントダウン上映会に行ってきた。


本編上映前に、FUJIWARA藤本と木下優樹菜が登場。
会場の声を代弁するなら、「はよ、映画見せろ」なんだけど、ワイドショーの益体もない芸能人のコメントってこういう時に撮ってるのね。
あと、満員の座席を映した「絶賛大ヒット中!」のCMも撮影。大ヒットする前だけど。
それにしても、木下優樹菜は足長いなぁ。


さて、本編。
『1』*1はだいぶ思い出補正がかかってるので比較は難しいけど、『2』*2がイマイチだったからなぁ、という心配は杞憂に終わることは断言できる。


今回の目玉である、遠隔操作型スーツ「マーク42」が、見た目の面白さだけで終わっておらず、それを使ったアクションを様々なアレンジを加えて見せてくれるのが嬉しい。
その新型スーツの派手さと対照的に、トニーはチタウリ侵略でPTSDな状態になっているんだけど、その克服が作品テーマになっているわけでもなく、あくまでスーツがなければかなりのダメっぷりが強調され、減らず口が作品のコミカルなトーンに寄与していると同時に、彼の武器にもなっている。
また、他のヒーローと一線を画しているのが、DIY感なんだけど、これも前作より大幅アップ。
ダークナイト*3以降勘違いしやすいんだけど、シリアスにすればリアルになるわけでなく、『アイアンマン』は明るいからこそ、作品内リアリティが保たれる作品なんだよね。


アメコミと言えばヴィラン。今回は正体不明のテロリスト、マンダリン。なんかパッとしないなぁ、と思ってたんだけど、これは、マーベル・シネマティック・ユニバース最高のヴィランじゃないかなぁ。少なくとも、個人的にはたまらなく好き。ちなみに、これまでの一位は『2』に出たジャスティン・ハマーなんですが。


で、ラストアクションはやはりアガりますよ。
違うらしいけど、ハルクバスターって呼んじゃうよね。


御大も隠れキャラとして、しっかり存在感を示しているし、満足の130分。
ただ、公的ヒーローとして、アイアン・パトリオットが活躍している姿がもっと見たかったかな。
また『アベンジャーズ』シーズン2の始まりではあるんだけど、物語は基本、これだけで完結している。


恒例のエンドクレジット後のお楽しみも傑作なので、お見逃しなく! 今まで観てきているのなら、席立たないよね?