L'ARRIVO DI WANG

『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』鑑賞


中国語通訳のガイア宅に一本の電話がかかってきた。今から緊急で通訳をして欲しいというのだ。目隠しされて連れて行かれた先は、真っ暗な尋問室。そこにいる王と名乗る者の通訳をしろという。尋問官が、「なぜ中国語なんだ!」と激しく問いただすと、「地球で一番使われてる言語だし……」という奇妙な返答。表情がわからないと正しく通訳できないということで、電気が着けられと……

出落ちではあるんだけど、思いの外、オーソドックスなSF。
でも、やはり、王さんの微妙な表情に尽きるなぁ。


欧州vs.中国、みたいな激論が云々と聞いていて、そうかなぁ、と思ってたんだけど、ラストを見るとうなずけるね(笑)
無表情とも違う、アルカイックスマイルにも通じるような王さん表情が、ラストで重みを持ってくる。