Melancholia
『メランコリア』鑑賞
『ひとめあなたに』*1の映画化(うそ)
ホームビデオ風の手持ちカメラの映像に酔っちゃって、前半はトイレに行こうかどうしようか、絶不調で鑑賞。後半は多少慣れたけど、それでも疲労困憊。あのカメラワークは、あまり意味がないと思うんだけどなぁ。
究極的な世界破滅ものとしては、その映像は圧倒的。舞台を街中ではなく、田舎の一軒家(豪邸だけど)にしたのが巧みで、精神のバランスを欠いた主人公だからこそ、破滅を静寂の中で迎えるという『渚にて』*2と似た破壊力。一方で、その小さな世界は地球全土の様子の縮図であることが端的に示されている。
だからこそ、時間軸も結婚式の一日の物語にして欲しかったかなぁ。
主演のキルスティン・ ダンストは不安定な精神のキャラクターを好演。