あんなにはまっていた『ER』を見なくなってからずいぶん経つ。
キャロルがいなくなっちゃったのが、区切りだったかなぁ。


最近、そんな心の穴(笑)を埋めてくれているのが、『CSI』。
こっちは、警察の科学捜査班のお話。
やはり『ER』と同じく、複数の事件が同時に進む。
基本的に、ミステリーは探偵の推理じゃなくて、調べたり証拠を探したりするのが好きだから、ひたすら現場や死体を調べ続けるこのドラマはかなりツボ。


今週は、死体にびっしりたかった虫から、死亡推定時間を解くというのがメインテーマ。
主人公のグリッソムは虫が専門という設定だけは知ってたんだけど、それがついに活躍。
以前読んだ本と同じことをしていたので、かなり嬉しい。
確か、保存液がないときに、コーヒーを代用するってのもやってたな。


虫の捜査というのは簡単に言えば、新鮮な死体と腐りかけと乾いたのが好きな虫がそれぞれいるとしたら、
それが同時期にたかると言うことはあり得なくて、産み付けられた卵の発育状況や現在たかっている虫から、
時間を逆算して、死亡推定時刻や遺棄された時間を割り出すというもの。
もちろん、天候、場所、死体の状態によって、虫がやってくる時間も千差万別。
だから標本を取って、実験と観察を繰り返す。
ちなみに、やはり実験には豚が最適だそうだ。


この辺のことが詳しく知りたい人は『死体につく虫が犯人を告げる』マディソン・リー・ゴフ(草思社)がオススメ。
食事しながらは読めんけど。


あとは、絵の贋作と行方不明事件が同時進行。
そして、ウォリックのギャンブル問題が久々に浮上。グリッソムはどう対処するのか?