The Monuments Men



『ミケランジェロ・プロジェクト』鑑賞


ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本・主演を務め、第2次世界大戦中の実話を映画化したサスペンス。ヨーロッパ各国に侵攻したナチスドイツが歴史的に重要な美術品の略奪を繰り返していた第2次世界大戦下、ルーズベルト大統領から建造物や美術品を保護する任務を託された美術館館長フランク・ストークスは、7人の美術専門家で構成される特殊チーム「モニュメンツ・メン」を結成し、危険な状況下で美術品保護のための作戦を遂行していく。主演のクルーニーほか、マット・デイモンビル・マーレイジョン・グッドマンジャン・デュジャルダンケイト・ブランシェットら豪華キャストが出演。

大戦末期、ナチスが奪った美術品の奪還と保護を任務とした特殊部隊の実話を元に映画化。


WWIIの奇策系ノンフィクションは大好物なので、これも凄い楽しみにしてたのに、謎の上映中止騒動を経て、ようやく日本公開。
あれはなんだったの?


それはさておき。


う〜ん。
つまらなかった映画は始まって5分でつまらないけど、今作も、5分で「退屈そう」な気配を感じる。
話自体は面白いんだけど、それぞれのエピソードがぶつ切りで、滑らかさがなく、どうにもかったるい。
チームも幾つかに分かれてるから、まとまりを欠いた印象が強くなってる。
コミカルなシーンや仲間の戦死もあるけど、上記の理由で唐突感が否めなく、情感的に盛り上がらない。


こういうのは、チームで珍妙な策を持って、不可能作戦を成功させる、というのが見たいわけ。ところが、実話ベースだからなのかもしれないけど、それぞれの作戦がもっと関連しあってるとか、ソ連軍との美術品を巡る攻防とか、映画的ウソがないんだよねぇ。もっと面白くなりそうなファクターはあるのに、突飛な脚色を許さないのはジョージ・クルーニーが監督の限界なのかなぁ。


映画に関係ないけど、ビル・マーレイはすっかりおじいちゃんね。
ずっと映画で観てきてるはずなのに、『ゴーストバスターズ』のイメージで止まってるw


ところで、ジャスパー・マスケリン*1のマジックギャングは映画化しないの? 作るって話し合ったよね?