2014年7月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/05/24
- メディア: 雑誌
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とうとう700号! パチパチパチパチ……
2014オールタイム・ベストSF結果発表
国内は守備範囲外なので、海外物のみ。
長編部門
1『ソラリス』『ソラリスの陽のもとに』スタニスワフ・レム
2『ディアスポラ』グレッグ・イーガン
3『ニューロマンサー』ウィリアム・ギブスン
4『虎よ、虎よ!』アルフレッド・ベスター
5『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク
6『万物理論』グレッグ・イーガン
7『地球の長い午後』ブライアン・W・オールディス
8《新しい太陽の書》ジーン・ウルフ
9『夏への扉』ロバート・A・ハインライン
10『ハイペリオン』ダン・シモンズ
11『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン
12《ハイペリオン》4部作 ダン・シモンズ
13『ユービック』フィリップ・K・ディック
14『ノーストリリア』コードウェイナー・スミス
15『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック
16『火星年代記』レイ・ブラッドベリ
17『都市と都市』チャイナ・ミエヴィル
18『航路』コニー・ウィリス
19『都市と星』アーサー・C・クラーク
20《ハイペリオン》2部作 ダン・シモンズ
既読は14作(50作中だと32作品)読書嫌いの割には頑張ったなw
8年前、600号の時とは微妙に様変わり。
21世紀の作品のほうがよく読んでる身としては、もうちょい新しいのが入らないかな、とも思うんだけど、クラシックが占めるトップ5内に、『ディアスポラ』の2位は大健闘だなぁ。6位に『万物理論』もあるし。
『時間封鎖』(26位)はもっと上に行くかと思ってた。
短篇部門
1「あなたの人生の物語」テッド・チャン
2「しあわせの理由」グレッグ・イーガン
3「たったひとつの冴えたやりかた」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
4「接続された女」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
5「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス
6「フェッセンデンの宇宙」エドモンド・ハミルトン
7「たんぽぽ娘」ロバート・F・ヤング
8「冷たい方程式」トム・ゴドウィン
9「ブルー・シャンペン」ジョン・ヴァーリイ
10「鏖戦」グレッグ・ベア
11「理解」テッド・チャン
12「地獄とは神の不在なり」テッド・チャン
13「太陽系最後の日」アーサー・C・クラーク
14「第六ポンプ」パオロ・バチガルピ
15「ルミナス」グレッグ・イーガン
16「デス博士の島その他の物語」ジーン・ウルフ
17「フロストとベータ」ロジャー・ゼラズニイ
18「ワンの絨毯」グレッグ・イーガン
19「愛はさだめ、さだめは死」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
20「孤独の円盤」シオドア・スタージョン
短篇は21世紀の作品、今世紀に入ってから邦訳された作品が多いので、だいたい既読(50作中で39本)
個人的には、「第六ポンプ」はもうちょい上にいてもいいと思うんだけどなぁ(「たんぽぽ娘」嫌いだからw)
「息吹」が35位なのは、まだしょうがないか。
それにしても、入手困難作品多いな。
ついでなので、600号のランキングも。
1『ソラリス』『ソラリスの陽のもとに』スタニスワフ・レム
2『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク
3『夏への扉』ロバート・A・ハインライン
4『火星年代記』レイ・ブラッドベリ
5『虎よ、虎よ!』アルフレッド・ベスター
6『地球の長い午後』ブライアン・W・オールディス
7『万物理論』グレッグ・イーガン
8《ハイペリオン》4部作 ダン・シモンズ
9『ハイペリオン』ダン・シモンズ
10《ハイペリオン》2部作 ダン・シモンズ
11『ノーストリリア』コードウェイナー・スミス
12《新しい太陽の書》ジーン・ウルフ
13『ユービック』フィリップ・K・ディック
14『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック
15『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン
16『ニューロマンサー』ウィリアム・ギブスン
17『宇宙船ビーグル号』A・E・ヴァン・ヴォクト
18『順列都市』グレッグ・イーガン
19『ブラッド・ミュージック』グレッグ・ベア
20『エンパイア・スター』サミュエル・R・ディレイニー
これまでの節目特大号の翻訳短編大量掲載と違って、今回は、創刊号からこれまでのルポ、コラム、インタビュウなど70本の記事を再掲載。
短篇読むために過去号引っ張りだすことはあるけど、わざわざ記事を読むことはあまりないし、日本SF概史にもなっていて、個人的には大変楽しめた。
イーガンが新進気鋭の短編の名手、というのも時代を感じる。
自分の体験込だと、2007年ワールドコンは思い出深い。
第2代編集長森優、第6代編集長今岡清ロング・インタビュウも面白い。
翻訳は1本。
「端役」……グレッグ・イーガン
世界が破滅し、重力が横向きの世界で目覚めた女性。
いったい、この世界は……
『白熱光』ばりに世界の法則を確かめる前に、まず自分の記憶喪失を気にしろよ!w
原題の"Bit Players"がダブルミーニングになっていて、それが世界の正体も明らかにしている。
イーガンの作品でIMAXとか『ロード・オブ・ザ・リング』に言及されるのはなんか新鮮。
「SF COMIC SHORT-SHORT」おやすみ
「タイム・スリップSFM」第27回
1987年7月増刊号。
「大森望の新SF観光局」第40回
編集長のつぶやきで観る700号。
「堺三保のアメリカン・ゴシップ」第57回
アメリカTVドラマ、打ち切りの春。
早く、SHIELDも日本でやらないかなぁ。
「サイバーカルチャートレンド」第54回
ハイレゾ音源
「精神の中の物語」第7回
渡辺淳一の医療小説
「サはサイエンスのサ」第229回
シンギュラリティはくるか(その2)
「乱視読者の小説千一夜」第38回
モーリス・ルナール『Doctor Lerne』
テーブルが! ちょっと楽しそう。
「SFのある文学誌」第31回
茨城古典SF特集(前編)
「近代日本奇想小説史[大正・昭和篇]」第12回
大正初期の翻訳作品群
「MAGAZINE REVIEW」は〈アナログ〉誌
"Lockstep"カール・シュレイダー
"The Deer Girl Hitches a Ride"サラ・フロスト
"The Chorus Line"ダニエル・ハッチ
"Mousunderstanding"カール・フレデリック
"Lifr Flight"ブラッド・R・トージャー
が面白そう。
「エンタメSF・ファンタジイの構造」第4回
カゲロウプロジェクト
寡聞にして全く知りませんでした。
読んだところで、これまた全く興味がわかなかったんだけど、現在、十代〜大学生くらいのオタク真っ盛りだったら、これを追ってたかもなぁ、という気はする。
情報を分散、ほのめかしはオタク心をくすぐるよね。
「現代日本演劇のSF的諸相」第4回
FUKAIPRODUCE 羽衣
「SF小僧の息子」
S-Fマガジン700号記念特大大河漫画。
氏の入会が否決!?
来月の特集は、「PSYCHO-PASS サイコパス」