LOST - 茫々たる日々

や〜っと、『LOST』を見終えた。

毎回毎回風呂敷広げて、「えっ！　ここで終わり!?」で引っ張られ、しかもそれがシーズン最終話でもやられる。
このクリフハンガーっぷりはお見事。見てるうちは、ちゃんと畳めるの？　なんて危惧は思い浮かばないほどスピーディなストーリーテリング。
『ER』をイメージしたというように、多人数のエピソードが同時進行し、『LOST』独特なのは、彼らが島に来る前にどんなことをしてたのかというフラッシュバックの存在。
これによってキャラクターの掘り下げがなされると同時に、そこでも新たな謎が提示される。

フラッシュバックは度々挿入されるんだけど、これがあってこそのシーズン３の最終話と続くシーズン４は、お見事の一言につきる超強力なテコ入れ。

それを受けての、最終シーズンのフラッシュサイドウェイズも、ある意味視聴者へのご褒美的で非常に楽しい。

エピローグ好きとしてはラストの大団円に続いていく展開は好きだし、観ている間も全く飽きなかったんだけど、はっきり言って「あれなんだったの？」が無数に噴出。もう、誰と誰が敵対していて、誰が誰のために動いていて、誰から見て「他のもの」なのか完全に混乱している。

でも、まぁ、面白かったですよ。
リアルタイムで見ていた人は、タイムトラベル？　並行世界？　と喧々諤々だったのは想像に難くない。