Crawlspace
『エリア52』鑑賞
オーストラリアの砂漠に実在するアメリカ軍施設パイン・ギャップの地下にあると噂される秘密基地「エリア52」を舞台に描いたSFサバイバルアクション。ある日突然記憶を失い、パイン・ギャップのエアダクトの中で目覚めたイブ。そこに、特殊部隊員のロミオやウィキらが送り込まれてくる。基地内が何者かに荒らされているのを目の当たりにした彼らは、それが極秘実験により遺伝強化された患者の仕業であることを知る。
これも期待してなかったんだけど(でも見に行くことに意義が!)、予想外にアタリ。
『エイリアン2』*1+『ナイトヘッド』*2という感じかな。
混乱した研究所で何が? 特殊部隊が殲滅する囚人は何者? 主人公たちは脱出できるのか? ロミオとイヴの因縁は? と物語の推進力が定期的に投下され、観ていて退屈させない。
「そもそも、それなに?」という疑問もフックになっていて、投げっぱなしだと駄作に一直線なんだけど、ちゃんと面白い形で回収。冒頭シーンも、なるほど、と結構感心。
邦題も、ある意味ダブルミーニング(?)になっていて、いいんじゃないかなぁ。
個人的には、途中で出てくる改造ゴリラみたいのがもっとできて欲しかったんだけど。
この手のジャンルものが好きな人には、十分オススメに足る作品。
ところで、これも「能力使うと鼻血」描写なんだけど、これの元祖って何?
映画だと『スキャナーズ』*3しか思いつかないんだけど。
『ファイアスターター』*4の原作がその前年だから、やはりこの辺なのかな。