Star Trek Into Darkness
J・J・エイブラムス監督によりリブートされた人気SFシリーズ「スター・トレック」（2009）の続編。前作に引き続きエイブラムスがメガホンをとり、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナらメインキャストも続投。TVシリーズ「SHERLOCK シャーロック」でブレイクした英俳優ベネディクト・カンバーバッチが、冷酷な悪役ハリソン役で登場する。西暦2259年、ジェームズ・T・カーク率いるUSSエンタープライズは、未開の惑星を調査中に陥った予期せぬ危機から脱するため、重大な規則違反を犯す。無事に地球へ帰還できたものの、カークは艦長職を解かれてしまう。そんな時、ロンドンの艦隊基地が爆破される事件が発生。艦隊士官のジョン・ハリソンという男が真犯人であることが判明する。すぐさまハリソンを捕らえるよう命令が下るが……。
TVシリーズどころか、旧シリーズの映画も全くの未見で、前作*1の記憶もすっかり抜け落ちている（「それでも面白かった」という感想だったことだけは覚えている）という最悪のコンディションで鑑賞。
普通に、スペオペとして面白かったですよ。
気になるのは、日本ではカンバーバッチ押しのCMの打ち方をしてるけど、ファンはこれを見てどうなの？ 正直、そんなにインパクトがあるキャラじゃないよね（旧作ファンは「○ー○か〜！」という盛り上がりがあるだろうけど）
むしろ、スポック萌えが極大値な作品だよなぁ。
カークとの間にマーカスが座った時の「なんで、私の他に青服雇うのよ！」ていう顔に胸キュンですよ。
クイント・スポックは、ニモイ・スポックよりも、感情がないわけではなく、論理（理性）でそれを抑えている、という表現がよく現れていると思う。
カークのアホっぷりもより磨きがかかってる。
アバンタイトルで、巻物盗んだのはどういうわけ？ あれで原住民を火山から引き離そうとしたの？
異星人の女をベッドに連れ込んでるのもいいし。
サイモン・ペグのスコッティもいいんだけど、助手のちっこいエイリアンが好き。
あとは、チェコフの一生懸命っぷり、マッコイの困り顔っぷりもいいよね。
と、オリジンがいらない分、キャラクター映画として磨きがかかっていて、それは十二分に楽しめる。
ブリッジにいたプラチナブロンドのショートカットの子が激しく気になってるんですが。あと、データの原型みたいな彼は何？
旧作を知ってた方が楽しめるのかもしれないけど、このために今更予習するのはそんなに効果ないと思うんだよね。
昔から観ていてこその、カンバーバッチの正体だと思うし。
というわけで、全く『スター・トレック』知らないからなぁ、と及び腰にならず、観に行くことをオススメ。
以下ネタバレ。
カーンの部下も超人ってことでOK？
それなら、冷凍保存されてる彼らから血清作って、カーンを殺しちゃうのが一番楽なんじゃないの？ それとも、カーンの血じゃないとダメな理由があるの？
あと、200年後も、放射能除去剤とか出来てないのね。
