ツール・ド・フランス―君が教えてくれた夏

ツール・ド・フランス―君が教えてくれた夏

ツール・ド・フランス―君が教えてくれた夏

ツール・ド・フランス―君が教えてくれた夏』Naco〈岩波書店
mas.ciclismo」のNacoさんのエッセイ。
ツール・ド・フランスとの出会いから、いかにロードレースにはまっていったかが語られている。
ずっと、何者かと思ってたんだけど、ホントに最初は普通の会社員だったのね。
ツールそのものについては詳しくは描かれておらず、苦労話や思い出などがほとんどで、『サクリファイス*1とかでロードレースに興味を持った人には向かないかな。むしろ、ロードレースを見てきた人間が、自身の記憶と重ね合わせる一冊。俺もカザルテッリが亡くなった頃に見始めたなぁとか、パンターニは名前見ただけで涙腺に来るとか、ランスは子憎たらしいけど最強でいて欲しいとか、そんな感じ。
個人的には楽しめたけど、ちょっと高い。新書で出してくれればよかったのに。