ツール・ド・フランス―君が教えてくれた夏
- 作者: Naco
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/06/12
- メディア: 単行本
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「mas.ciclismo」のNacoさんのエッセイ。
ツール・ド・フランスとの出会いから、いかにロードレースにはまっていったかが語られている。
ずっと、何者かと思ってたんだけど、ホントに最初は普通の会社員だったのね。
ツールそのものについては詳しくは描かれておらず、苦労話や思い出などがほとんどで、『サクリファイス』*1とかでロードレースに興味を持った人には向かないかな。むしろ、ロードレースを見てきた人間が、自身の記憶と重ね合わせる一冊。俺もカザルテッリが亡くなった頃に見始めたなぁとか、パンターニは名前見ただけで涙腺に来るとか、ランスは子憎たらしいけど最強でいて欲しいとか、そんな感じ。
個人的には楽しめたけど、ちょっと高い。新書で出してくれればよかったのに。