The Thing

『遊星からの物体X ファーストコンタクト』鑑賞



言わずと知れた『遊星からの物体X*1の前日譚。
果たして、ノルウェー隊で何が起きたのか?


遊星からの物体X』の冒頭に出てくるノルウェー基地の惨劇の痕跡がどうやって残されたかが描かれるんだけど、正直、「ああ、あれね!」と喜ぶほど覚えてないんだよね。刺さった斧とか。
また、前日譚ということにはなってるけど、実質、リメイクのような体裁の変な立ち位置の映画。
こういうことを意識しすぎたのか、結局、前作のコピーにしか見えないんだよね。生物学者とヘリ操縦士がメインキャラとか、娯楽室とか、♪ベンベンとか。


もっと違ったアプローチの方が良かったんじゃないかなぁ。
実は、ある程度、ノルウェー基地で生態が解明していたのに、とか。
結果的に火炎放射器が効いてるけど、あれも火が弱点だとわかっていた、とか。
虫歯が勝ち組、というのは好きだけど。
また、前作は宇宙船の印象が薄いからいいんだけど、今回は最初から印象付けられるため、あれに操縦するだけの知能があるように見えないんだよね(笑)コピーした生物の知能に準拠しちゃうとか、取り込みすぎでなかなか制御できないとか、そういうのを求めちゃう。


あと当時はスパイダーヘッドをもっと見せろよ! とか思ってたんだけど、ずっと見せられても、あまり面白くないね。


寄生獣』はよく換骨奪胎できていたなぁ、と改めて感心してしまいました(笑)


日劇で観たんだけど、広い場内がガラガラかと思いきや、結構入ってたなぁ。
まぁ、それでも空き空きだけど。