Thor

『マイティ・ソー』鑑賞


多少、プロフィールを知ってる程度で、『ソー』はほとんど知らないも同然。『AVENGERS』絡みじゃなかったら、観に行かなかったかも、くらいの期待度だったんだけど、思ってた以上にまとまりがいい。
ケネス・ブラナーもよくアメコミの仕事なんか受けたなぁ、と思いつつ、さすが、彼の手腕かな。


クリス・ヘムズワースのソーは、かなりいい。ファンタジー世界と現代の地球という並立に、ギクシャクしたものを感じさせないのも彼の存在感は大きいと思う。
ワイルドな大男にして、王子様キャラで、地球に堕ちて以降の彼は魅力的(FaceBook用のにっこりとか)。それだけに、ヒーローアクションは別にいいから、もっとカルチャーギャップコメディを観たかった。お姫様抱っこもやって欲しかったなぁ(笑)
そこの描き込みが足りないから、彼の内面の変化があったように見えないんだよね。
一方、敵のロキも何がしたいんだかよく分からない。訳のわからなさという意味では本来のロキらしいのかもしれないけど(笑)


完全に『AVENGERS』前振りということなのか、マーベル的くすぐりは今までで一番多い。
ガンマ線研究者への言及、「スタークのか?」発言、ホークアイ、そしてお約束のアイパッチ!
上映前に「エンドクレジット後にお楽しみがあります」の親切設計なんだけど、いらなくない? あれが楽しめる人はあれがあることを知ってる客だし、『ソー』が単品だと思ってる人はあれを見てもポカーンだと思うんだけど。あのアイテムは、特設サイトを見て理解するという体たらく。今までのパターンからすれば、キャップ絡みに決まってるよな。
あと、御大の登場シーンは、さすがに予期できるようになってきた(笑)


ところで、ダーシーがエロいと思ってるのは俺だけ!?