LA PELL FREDA
- 作者: アルベール・サンチェスピニョル,Albert S´anchez Pinol,田沢耕
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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アイルランドの活動家だった「私」。だが、希望は裏切られ、逃げるように絶海の孤島の気象観測官に志願する。しかし、前任者は見あたらず、灯台守の男は狂人のように振る舞う。その夜、海から見たこともない怪物の大群が……!
読んでいて、いつもの疑問が頭をもたげる。
文学って何?
カタルーニャ文学云々という肩書きなんだけど、文学とホラー(ジャンル小説)の違いってなんなの?
孤独の恐怖が怪物と具現化しているとか、イギリスのアイルランド支配が、ここでは逆転して、人間による怪物への暴力、そして、虐げられる人々はけっして意思疎通のできない動物ではなく、視点を変えて初めてそれに気づく(気づいたつもりになる)、という辺りが文学?
まぁ、そんなことは気にせず、毎晩、要塞化した灯台に籠もってカエル人間の大群を殺戮する、と言われたら読まずにはいられないでしょう。
脳内ではCAPCOMのポリゴンに自動変換(笑)
ホラーだよな?