2007年12月号

S-Fマガジン 2007年 12月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2007年 12月号 [雑誌]

今月は、『クリスマスSF特集』
毎度のことながら、10月にクリスマス特集を読むのはどうも……
それと、「Nippon2007」総括特集


翻訳作品は、特集の4本。
・「ニュースレター」……コニー・ウィリス
 ナンの一族は毎年クリスマスに凝ったニュースレターを贈るのだが、彼女は毎年憂鬱。
 そんなある日、同僚のゲアリーが最近変わったことはなかったかと訊いてくる。
 確かに、クリスマスシーズンだと言うのに、みんな行儀がよくて、親切になっている。
 どうやら、寄生宇宙人の仕業らしいのだが……
 ニュースレターって文化が全く理解できないんだけど、向こうじゃ当たり前のものなの?
 でも、それも迷惑なアイテムなのね(笑)
・「あの季節がやってきた」……チャイナ・ミエヴィル
 クリスマスのあらゆる事象の権利を企業が独占し、金を払って許可を得なければならない未来。
 僕はクリスマス・パーティの券が当たり、娘を連れて行くことにしたが……
 ミエヴィルは短編集出て欲しい作家だなぁ。
・「クリスマス・ツリー」……ピーター・フレンド
 貧しい村。
 少年は、谷で富をもたらす実をつけるクリスマス・ツリーを見つける。
 逃げないように捕まえ、餌を与えて……
 初登場作家。今月ではこれが一番好き。
・「郊外の平和」……M・リッカート
 郊外の平凡な家族。
 反抗期の子供二人と家にいると……
 今回で2回目だけど、どうもこの作者は苦手……


「大森望のSF観光局」
国際SFシンポジウム1970
先日のETV特集とタイムリ


「デッド・フューチャーReMix」は、血液ネタをちょっとお休みで、
1940年代のヴィデオ・ディスク。
こんなものがあったのね。


「SF挿絵画家の系譜」は、楢喜八


「サはサイエンスのサ」は、環境問題


「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、太陽発電
香山リカは、リタリン


「ゼロ年代の想像力」は「野ブタ。をプロデュース


「MAGAZINE REVIEW」は〈インターゾーン〉誌
"Heartstrung" レイチェル・スワルスキー
"Tearing Down Tuesday" スティーヴン・フランシス・マーフィー
が面白そうだった。


ついに『ウォッチメン』の撮影に入ったとか。
期待はしてないけどさ。でもさ……(笑)


関係ないけどミステリマガジンが来月から誌面一新。