IRON SUNRISE

アイアン・サンライズ (ハヤカワ文庫SF)

アイアン・サンライズ (ハヤカワ文庫SF)

『アイアン・サンライズ』チャールズ・ストロス〈ハヤカワSF1593〉読了
シンギュラリティ・スカイ (ハヤカワ文庫SF)』の続編。
とは言っても、話は独立している。

何者かが太陽を超新星化させたため、モスコウは焼き尽くされた。
その衝撃波が迫ってきているため、コロニーから脱出する人々。ウェンズデイはそこで、死体と謎の書類を見つけてしまう。
それから数年後。物理的には止めることのできないミサイルが、モスコウと貿易上の敵対関係にあったニュー・ドレスデンへ発射されていた。それを中止できるのは唯一、モスコウの大使たちが持つ解除キーだけ。しかし、大使は次々と暗殺されていた。暗殺者を捕まえ、ニュー・ドレスデンを救うために、再びレイチェルとマーティンが呼び出される。
一方、何者かがウェンズデイを狙っていた。どうやら、彼女が見つけた書類が目的らしく……

情報過多のオタク(笑)らしさが薄いけど、その分、アクションSFとして、『シンギュラリティ・スカイ』よりも読みやすいかな。
エシャトン≒ハーマンがかなり表に出て来るから、その目的と存在がわかりやすい。凄い自分勝手だけど(笑)
あとがきにもあるように、こっちから先に読んでもいいかも。
戦争ブロガーとリマスタードはストロスっぽい。


うーむ。
長い割には、実はあんまり感想ないんだよね。
衝撃波をなんとかする話かと思ったら、それはそれでひとまずよそに置かれてしまいました(笑)
まぁ、面白かったけど、普通のスペオペかも。
ビジュアルは前作の方が強烈。
エシャトンに敵対する、生まれざる神を誕生させようとする一派が出て来るんだけど、もしかし、これから彼らとの闘いになっていく未来史でも構想してるのかしら?


読み飛ばしたのか、よくわかんないのが、ハーマンはなんでウェンズデイに目を付けたの? それも未来を見ての行動ってことかな?


毎回書いてるけど、アッチェレランド・シリーズをまとめて出してほしい……