今年の読了本
目標だった100冊をなんとかクリア!
ただ、そのせいでアメコミ原著を一冊も読めなかった……
来年への課題の一つ。
さて、以下が今年の読了本。
- 『眠れる人の島』エドモンド・ハミルトン〈創元SF文庫〉
- 『ピップスキーク!』ブライアン・M・ウィプラッド〈ランダムハウス講談社〉
- 『自転車少年記』竹内真〈新潮社〉
- 『ツール 伝説の峠』安家達也〈未知谷〉
- 『至福の味』ミュリエル・バルベリ〈早川書房〉
- 『くじ』シャーリイ・ジャクスン〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『地球帝国秘密諜報員』ポール・アンダースン〈ハヤカワSF〉
- 『勇猛なるジャレグ』スティーヴン・ブルースト〈ハヤカワFT〉
- 『失われし一族(上下)』マーセデス・ラッキー〈創元推理文庫F〉
- 『デス博士の島その他の物語』ジーン・ウルフ〈国書刊行会 未来の文学〉
- 『ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅』宮風耕治〈東洋書店〉
- 『苦悩のオレンジ、狂気のブルー』デイヴィッド・マレル〈柏艪舎〉
- 『ページをめくれば』ゼナ・ヘンダースン〈河出書房新社 奇想コレクション〉
- 『プルトニウム・ブロンド』ジョン・ザコーアー&ローレンス・ゲイネム〈ハヤカワSF〉
- 『ゴーストなんかこわくない』ロン・グーラート〈扶桑社ミステリー〉
- 『トラウマ・プレート』アダム・ジョンソン〈河出書房新社Modern & Classic〉
- 『大吸血時代』デイヴィッド・ソズノウスキ〈求龍堂〉
- 『赤い右手』J・T・ロジャーズ〈国書刊行会〉
- 『炎のなかの絵』ジョン・コリア〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『シンデレラの罠』セバスチャン・ジャプリゾ〈創元推理文庫〉
- 『特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話』大森望〈研究社〉
- 『アデスタを吹く冷たい風』トマス・フラナガン〈早川書房HPB〉
- 『ビートルズ・ファンタジー』ラリー・カーワン〈扶桑社〉
- 『地球が静止する日』中村融・編〈創元SF文庫〉
- 『コラプシウム』ウィル・マッカーシー〈ハヤカワSF〉
- 『魔術師エベネザムと不肖の弟子』クレイグ・ショー・ガードナー〈ハヤカワFT〉
- 『異端の鳥』イエールジ・コジンスキー〈角川文庫〉
- 『コーデックス』レヴ・グロスマン〈ソニー・マガジンズ〉
- 『クライム・マシン』ジャック・リッチー〈晶文社ミステリ〉
- 『策謀のイェンディ』スティーヴン・ブルースト〈ハヤカワFT〉
- 『ユニヴァーサル野球協会』ロバート・クーヴァー〈新潮文庫〉
- 『カナシマ博士の月の庭園』ピエール・ブール〈二見書房〉
- 『探偵術教えます』パーシヴァル・ワイルド〈晶文社ミステリ〉
- 『グリュフォンの卵』マイクル・スワンウィック〈ハヤカワSF〉
- 『大尉のいのしし狩り』デイヴィッド・イーリイ〈晶文社ミステリ〉
- 『幽霊殺人』ストルガツキー兄弟〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉
- 『コック&ブル』ウィル・セルフ〈白水社〉
- 『サセックスのフランケンシュタイン』A・C・アルトマン〈河出書房新社 今日の海外小説〉
- 『悪党どものお楽しみ』パーシヴァル・ワイルド〈国書刊行会ミステリーの本棚〉
- 『ナイト・ウォッチ』セルゲイ・ルキヤネンコ〈basilico〉
- 『ジェイン・オースティンの読書会』カレン・ジョイ・ファウラー〈白水社〉
- 『破局』ダフネ・デュ・モーリア〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『無限がいっぱい』ロバート・シェクリィ〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『隠し部屋を査察して』エリック・マコーマック〈創元推理文庫F〉
- 『元気なぼくらの元気なおもちゃ』ウィル・セルフ〈河出書房新社 奇想コレクション〉
- 『火星縦断』ジェフリー・A・ランディス〈ハヤカワSF〉
- 『ベータ2のバラッド』若島正編〈国書刊行会 未来の文学〉
- 『パニックの手』ジョナサン・キャロル〈創元推理文庫F〉
- 『ママは悪魔ハンター』ジュリー・ケナー〈早川書房〉
- 『カクテル』ヘイウッド・グールド〈文春文庫〉
- 『幽霊を見た10の話』フィリパ・ピアス〈岩波書店〉
- 『メルトン先生の犯罪学演習』ヘンリイ・セシル〈創元推理文庫〉
- 『白昼の闇』クリストファー・ファウラー〈東京創元社〉
- 『世界でたったひとりの子』アレックス・シアラー〈竹書房〉
- 『シンギュラリティ・スカイ』チャールズ・ストロス〈ハヤカワSF〉
- 『狼男の逆襲』ジェフ・ロヴィン〈扶桑社ミステリー〉
- 『どこにもない国』柴田元幸〈松柏社〉
- 『虐げられしテクラ』スティーヴン・ブルースト〈ハヤカワFT〉
- 『ぼくがカンガルーに出会ったころ』浅倉久志〈国書刊行会〉
- 『特別料理』スタンリー・エリン〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『ニューヨークの魔法使い』シャンナ・スウェンドソン〈創元推理文庫F〉
- 『黒いカクテル』ジョナサン・キャロル〈創元推理文庫F〉
- 『夜の旅、その他の旅』チャールズ・ボーモント〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『ティンカー』ウェン・スペンサー〈ハヤカワSF〉
- 『シャルビューク夫人の肖像』ジェフリイ・フォード〈ランダムハウス講談社〉
- 『カズムシティ』アレステア・レナルズ〈ハヤカワSF〉
- 『メモリー(上下)』ロイス・マクマスター・ビジョルド〈創元SF文庫〉
- 『ビースト』アリー・ケネン〈早川書房〉
- 『ニュートンズ・ウェイク』ケン・マクラウド〈ハヤカワSF〉
- 『モナリザが盗まれた日』セイモア・V・ライト〈中公文庫〉
- 『最後の晩餐の作り方』ジョン・ランチェスター〈新潮文庫〉
- 『数学的にありえない(上下)』アダム・ファウアー〈文芸春秋〉
- 『風の影〈上下〉』カルロス・ルイス・サフォン〈集英社〉
- 『グラックの卵』浅倉久志〈国書刊行会 未来の文学〉
- 『シャーロック・ホームズのSF大冒険(上下)』マーティン・H・グリーンバーグ〈河出庫〉
- 『遺す言葉、その他の短篇』アイリーン・ガン〈早川書房〉
- 『アークエンジェル・プロトコル』ライダ・モアハウス〈ハヤカワSF〉
- 『移動都市』フィリップ・リーヴ〈創元SF文庫〉
- 『ビッグバン宇宙論(上下)』サイモン・シン〈新潮社〉
- 『パラダイス・モーテル』エリック・マコーマック〈東京創元社〉
- 『10ドルだって大金だ』ジャック・リッチー〈河出書房新社 〉
- 『嘲笑う男』レイ・ラッセル〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『7ワンダーズ(上下)』マシュー・ライリー〈早川書房〉
- 『不思議の森のアリス』リチャード・マシスン〈論創社〉
- 『サイボーグとして生きる』マイケル・コロスト〈ソフトバンク〉
- 『タイムマシンの殺人』アントニー・バウチャー〈論創社〉
- 『自転車少年記―あの風の中へ』竹内真〈新潮文庫〉
- 『レベル3』ジャック・フィニイ〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『メランコリイの妙薬』レイ・ブラッドベリ〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『虹をつかむ男』ジェームズ・サーバー〈早川書房 異色作家短篇集〉
- 『わたしのなかのあなた』ジョディ・ピコー〈早川書房〉
- 『オールド・ディック』L・A・モース〈ハヤカワHM〉
- 『月曜日は赤』ニコラ・モーガン〈東京創元社〉
- 『ウィンキー』クリフォード・チェイス〈早川書房〉
- 『猫とともに去りぬ』ジャンニ・ロダーリ〈光文社古典新訳文庫〉
- 『紙の空から』柴田元幸・編〈晶文社〉
- 『グールド魚類画帖 十二の魚をめぐる小説』リチャード・フラナガン〈白水社〉
- 『ピーナッツバター作戦』ロバート・F・ヤング〈青心社〉
- 『アイアン・サンライズ』チャールズ・ストロス〈ハヤカワSF〉
- 『アナンシの血脈(上下)』ニール・ゲイマン〈角川書店〉
今年の傾向は大別して3パターン。
(1)お薦めを読む
『自転車少年記』・『赤い右手』・『シンデレラの罠』・『アデスタを吹く冷たい風』・『ユニヴァーサル野球協会』・『カクテル』・『メルトン先生の犯罪学演習』……
あたりが多かったです。
SFはいずれ手に取ることもあるかもしれないけど(持ってるから)、ミステリやポストモダンは全く門外漢なので、オススメはかなりありがたい。特に『赤い右手』は強烈だったなぁ。一生忘れないでしょう(笑)バナナ……
(2)レアものを読む
稀覯本、とまではいかないけど、読みたかったレア本を買いました。今のところ、もうそんなにいないかな。
『異端の鳥』・『カナシマ博士の月の庭園』・『幽霊殺人』・『サセックスのフランケンシュタイン』
身銭を切ってわかったことは、レア本はレアであることに価値があります(笑)
(3)新刊を読む
今年はこれが一番。
8割が新刊及び、今年発売された作品の古本。
ちょっと反省。新刊を追い始めると新刊しか読めなくなっちゃうんだよなぁ。来年はもうちょい過去の作品が読みたい。と言いつつ、1月もけっこう出るし。
あと、今年は、ハヤカワ・創元から出るYAをちょろちょろ読んだけど、個人的にはイマイチ。来年は(なるべく)控えたい。
さて、今年の個人的10作品(古本含む)
- 作者: ロイス・マクマスター・ビジョルド,小木曽絢子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/07/27
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- 作者: フィリップ・リーヴ,安野玲
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/09/30
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『メモリー』は待ちに待ったヴォルコシガンシリーズ。SFミステリとしても面白かったです。
『移動都市』はライトノベルなんだけど、ビジュアルが素晴らしい。続刊が楽しみ。
次点では、
『デス博士の島その他の物語 (未来の文学)』・『火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)』・『ベータ2のバラッド (未来の文学)』・『カズムシティ (ハヤカワ文庫SF)』辺りかなぁ。短篇集は選ぶのにちょっとためらっちゃう。
個人的には『プルトニウム・ブロンド (ハヤカワ文庫SF)』の続きが出て欲しい(出なそうだけど)
勇猛なるジャレグ―暗殺者ヴラド・タルトシュ (ハヤカワ文庫FT)
- 作者: スティーヴンブルースト,Steven Brust,金子司
- 出版社/メーカー: 早川書房
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このシリーズ以外で、ファンタジー系の次点は、『大吸血時代』・『ナイトウォッチ』・『ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所> (創元推理文庫)』がけっこう好みでした。『デイ・ウォッチ』は出んのか?
- 作者: ジャックリッチー,Jack Ritchie,好野理恵
- 出版社/メーカー: 晶文社
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- 作者: パーシヴァルワイルド,Percival Wilde,巴妙子
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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この系統だと、『アデスタを吹く冷たい風 (ハヤカワ・ミステリ 646)』が次点かな。
『幽霊殺人』ストルガツキー兄弟〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉
これはレア本の範疇なんですが、意外にヒット(個人的に)。
不可能犯罪ミステリで、まさしく読みたかったのがこれ!
- 作者: エリック・マコーマック,増田まもる
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/05/20
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変な小説好きは、万難を排してでも読む価値があります。オススメ。
あと『シャルビューク夫人の肖像』『グールド魚類画帖』もよかったかな。
- 作者: ジョンランチェスター,John Lanchester,小梨直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/01
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- 作者: カルロス・ルイスサフォン,Carlos Ruiz Zaf´on,木村裕美
- 出版社/メーカー: 集英社
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「忘れられた本の墓場」って言うのがもうたまらない。オススメ。
- 作者: 竹内真
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/05/25
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元自転車少年だった人間ならば、確実にフラッシュバックするはず。
無論、現自転車野郎も必読。
オススメ。
来年は、何があるやら。