LIVERPOOL FANTASY

ビートルズ・ファンタジー

ビートルズ・ファンタジー

ビートルズ・ファンタジー』ラリー・カーワン〈扶桑社〉読了

1962年、これからブレイクしようというとき、ビートルズは会社との意見の相違から解散してしまう。
ポールは単身渡米し、ポール・モンタナとアメリカ風に芸名を変えて成功していたが、
すでに25年が経ち、もう過去の人。
仕事もなくなり、ポールは原点に立ち戻り、ビートルズを再結成しようと決意する。
しかし、ジョンは酒浸りの失業者、リンゴはヒモ同然、ジョージは神父になっていた。
しかも、イギリスはファシストが台頭している暗黒世界になっていた!

こういう改変世界ものは大好物!
……なんだけど、致命的なことに、音楽に疎いんで、曲名だけ見ても、音楽が聞こえてこないんだよなぁ。
というわけで、面白みが半減している気がする。
CDかけながら読めばよかった……


ただ、ファンタジーという言葉が持つ、淡く虚ろな雰囲気のラストは、
なんとも言えない余韻が残る。
期待したラストとは違うんだけど、こうなるべきなんだろうなぁ。