ひさまつりプチレビュー

10/21にマンガサロン『トリガー』で開催された久正人トークイベント「ひさまつり」に行ってきた。
まず言っておきたいのは、トリガーのトイレは隠し扉になっていて、カッコいいということ!


参加者プレゼントの、先生お手製オヴィラプトル根付。
合体させると、托卵状態に。
 


さて。


エリア51(11)』*1『ジャバウォッキー1914(1)』*2ノブナガン(6)』*3の発売日が、偶然にも(?)重なったのを機に、久正人さん(奥から三番目、グレイの服)と三作品の編集者を交えたトークショー


ちゃんとメモってなかったので、記憶に残ってることを。


よくネタ的に仰ってる、後の展開を考えてない話。
エリア51(11)』の四神は、雑誌で前半読んでる時点で、後半を全く考えておらず、よくまとまったなぁw、と。
傑作と名高い「ストーンフォレスト作戦」*4も、侵略体がコスタリカに向かってるのはわかってたんだけどw、どうしたものかなぁ、と考えた時、総力戦にしたかったそうで、当時の手駒で戦略を練ると、しおと同じ結論に至る。
後の質問への答えでもあったし、読んでてもわかるけど、ロジックや理詰めで物語を展開させるべきだと考えておられて、久ファンはそこが好きなんだけどね。
逆にそれがなかったり、問題提起だけして終わっちゃうような作品はお嫌いなようです。
伏線を張って、読者より先に気づいて、その穴を埋めてしまえば、重厚な雰囲気にw
ちなみに、『1914』が一番先行きを懸念してるとかw


浅尾さんについても、アニメ化の時の打ち合わせで決まっていったそうな。
最期に至る展開と、どういうEジーンかは、また後程考えていく。


やはりネームに一番時間がかかり、それが出来ないと描き出せないそうです。
アシもいなくて、よく並行できるなぁ。
その場で、以前からの構想かのよう「って今考えたんですけど」と、思いついたことを語っていく話芸!


(1914でない)『ジャバウォッキー』*5は次のエピドードで最終回を考えていたそうで、そこではサバタは死亡。その設定を『1914』に活かすのかは考え中。


「6巻で終わらせてください」と言われた『ノブナガン』は、まともに書いてたら10巻超えの構想で、そこではしおを貫くのはテル。彼女を救えなかったジャックとテルの師弟コンビの話が枝分かれし、テルは侵略体に食い殺されて、AUウェポンが使える侵略体を出す予定だったとか。
ハンターも死ぬはずだった。
ガリ子の結婚相手は戴宗にするつもりだったそうなw
でも、キャラに愛着が湧いて、ハッピーエンドにしたそうです。


切り裂きジャックの正体は、いろいろ考えていたけど、結局ナイチンゲールに。
軍用犬説を採用しようかとも。
ジャック=アダムは童貞w


緊縛好きは、毛羽毛現に夢子ちゃんがまとわりつかれているのと、多々良島のスフランが原点w
好きな偉人は昔の酒井法子


『フォービリオンナイツ』の反響が少なく、集英社的には原作者として使おうとした気配を新潮社が察知して『エリア51』を始めたとか。


子連れ狼』パロのオヴィラプトルイラスト、見たい〜!


非常に面白い話ばかりだったけど、あと30分は欲しかったよなぁ…。
質問入れて、1時間は短いよ。


トーク終了後は懇親会。


原画も大量に見れたんだけど、撮影忘れた…。
グレイトフル・デッド*6からあったのに。


サービス精神旺盛な久先生なので、当然発生するサイン会。
こんなこともあろうかと用意しといた『フォービリオンナイツ』*7に、「或る仇討ちの話」のマナミさんをお願いする。持っているのはバナナ銃w


ペーパー欲しさに、イベント前に買っといた『エリア51』にはヤカン悟空。


サインもらいながら、『ドラキュラ紀元*8の話をちょろっと。
『1914』の次は、冷戦スパイか!?


色紙を用意してる方や携帯の裏にお願いしてる方もいました。
自分は本にしてもらうのが一番嬉しいんだけど、色紙は絵が大きくていいな…。
Tシャツの背中にお願いしてる猛者も!


マッコイと、うちのゼウス様の記念撮影。


皆様、お疲れ様でした。