Transformers: Age of Extinction



『トランスフォーマー ロストエイジ』鑑賞


マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による大ヒットSFアクション「トランスフォーマー」のシリーズ第4作。人類の存亡をかけ、メガトロンとセンチネル・プライムの野望を打ち砕いたシカゴでの戦いから4年後。オプティマス・プライムらオートボットの面々は、トランスフォーマーを厳しく取り締まろうとする政府の手から逃れていた。ひとり娘のテッサと暮らす廃品工場のオーナーで発明家のケイドはある日、古いトラックを安価で手に入れるが、そのトラックこそ、車に変形して身を隠していたオプティマス・プライムだった。その頃、人類滅亡を目論む新たなディセプティコンが地球に襲来。恐竜からトランスフォームする謎の第三勢力ダイナボットも現れ、新たな戦いが巻き起こる。ケイド役のマーク・ウォールバーグ、テッサ役の新星ニコラ・ペルツら、キャストは前3作から一新。渡辺謙オートボットトランスフォーマー、ドリフトの声を担当している。

ビッグバジェットだけど、メリハリも語ることもない、という『パイレーツ・オブ・カリビアン』と同じフォルダーに仕分けられるたぐいの作品第四弾。


映像が凄いのは確か。それが目的で行くのならオススメ。ダイノボットもよかったし。シルバーサムライ風の人は、前作でもいたっけ?
それに比例して、ストーリーはゴミですよ。


製作側の良識を疑うポイントはいくつもあるんだけど、まず、ロックダウンはなんでCIAに協力してたの? 巨大監獄船がCIAの秘密兵器と宣う理由もよくわからないし。彼が創造主の駒というのはわかるけど、CIAへの見返りは何なの? ウトウトして見逃した?


次に、悪の社長が後半はコミック・リリーフになって、最後には仲間の一員ヅラしているのが、もう不愉快。全部こいつが発端じゃん。


あまりにも不自然で唐突な商品紹介は、『リターン・オブ・ザ・キラートマト』を思い出してしまったw
まぁ、これは中国であたってるんだから、スポンサー様への目配りは成功してるかw


個人的に、一番不快だったのは、監獄船に閉じ込められてるエイリアンに反吐をかけられただけで、問答無用で殺すシーンが、もう不快を通り越して怒りを覚える。
ディセプティコンがやったのなら、悪者演出としてわかるけど、オートボットがあれをやっちゃダメでしょ。
何故捕まっているのか、その反吐になんの意味があるのかもわからないのに、いきなり射殺って。オプティマスが捕まってるくらいだから、あの宇宙生物だって善人かもしれないじゃん。
アメリカが平気で民間人を誤爆して「間違っちゃった、ゴメンネ」で済ましているわけだよなぁ。
このシークエンスだけでゴミ決定。


あと、メガトロン様がラストバトルを見物していただけなのには理由があるの?