A Horrible Way to Die



『ビューティフル・ダイ』鑑賞

2011年トロント映画祭などで話題になり、13年に全米拡大公開された「サプライズ」のアダム・ウィンガード監督が、10年に製作したサディスティックスリラー。脱獄し殺人を繰り返しながらかつての恋人のもとへ向かう殺人鬼の現在と、2人が愛し合っていた過去の姿を交錯させながら描く。恋人が殺人鬼であることを知ったサラは自ら警察に通報し、愛を終わらせたが、そのことがきっかけでアルコール依存症になってしまう。一方、サラの通報により投獄されたギャレットは、看守を殺して脱獄。猟奇的で残虐な本能を抑えることができず、殺人を繰り返しながら、かつて愛した女サラのもとへ向かう。

ラストの展開は『サプライズ』よりも驚きがある。


ただ、明らかにわざとやってる(と思う)家庭用カメラ的な画面が非常に疲れる。
下手なパンにズーム、著しく近いピント、シリアルキラーだった恋人を通報し、アルコール依存症になった主人公の不安感を表してるのかなぁ、と思ってあげるものの、ちょっと意図がわからない。
また、シリアルキラーの恋人も過去と現在で見た目があまり変わらず、時間軸がわかりにくいのも難。


まぁ、実は純愛モノというちょっと変な映画。
これでカメラがよければなぁ。