THE DARK KNIGHT

いろいろと予定が立て込んでいるので、先行で『ダークナイト』を鑑賞。



まず、語るべきは、やはりジョーカーでしょう。キチガイっぷりは最高。いつも舌をぺちゃぺちゃさせた喋り方、凶悪犯罪を起こすくせにどこかおっかなびっくりな仕草、ルールを全く守らないキャラクター。狂気の演技も見事ながら、何者にも縛られない、ある意味、神のレベルに達した姿が素晴らしい。ヒース・レジャーはつくづく残念。
その一方で、バットマンも神の力を手に入れられるのにそれを放棄しつつ、人間として踏みとどまるも、それを超えた存在となることを選ぶ。
でも、この作品の主人公は、正義の人間である、ゴードンとデント。さらに、人間の正義を信じる人々。


映画の完成度は高いと思うし、多くは語れないけどキャラクターの絡み方もひじょうに上手し、2時間超緊張感を保たせ、満足できるんだけど、『ビギンズ』同様、バットマンが出てくるだけの映画であって、アメコミ映画じゃないんだよね。これだけで完成されちゃってるから、このまま終わっちゃっても納得できるくらい。続きがイメージできない。


まぁ、興行収入がいいから、続編は作るんだろうけど、ヴィランは誰だ?
ミスター・フリーズとかアイヴィは世界観が合わないよなぁ。
そろそろ、ヴェントリロクイスト&スカーフェイスを出して欲しいんだけど。もしくは、ブックワーム(笑)
ああっ! もしかして、これで次が『ダークナイト・リターンズ』かっ!?