The Scar

「傷痕」ジェラルド・カーシュ(「ミステリマガジン195号」掲載)
最近、注目を浴びたカーシュ。単行本未収録はまだまだあります。

隣に住んでいる、年老いた、売れないコメディアン。
その頭にはひどい傷跡があった。
昔は大人気のコメディアンで、結婚間際まで行ったことは何度もある。
そのとき、女絡みで頭に大怪我を負ったらしい。
彼が語る、ことの顛末は?

おおっ!? これは個人的に大当たり。
「奇妙な味」系ではないんで、それを期待すると肩すかしを食らうかも知れないけど、小咄系としてはひじょうに好みの作品でした。
落語のつなぎ話というか、『MASTERキートン』の「不死身の男」っぽいかも(これも大好き)。
面白かった〜


それにしても、オタクはなんで単行本未収録って言葉が好きなんだろうなぁ(笑