読書感想短篇編

今年1年の「SFマガジン」の海外短篇。

・『患者第一号』……タナナリーヴ・ドゥー
・『吟遊詩人』……チャールズ・ストロス
・『ワイルドガール』……アーシュラ・K・ル=グィン
・『人は空から降ってきた』……ジェフリー・A・ランディス
・『ロージー』……キャロル・エムシュウィラー
・『創造』……ジェフリイ・フォード
・『行動原理』……グレッグ・イーガン
・『新しい元首』……ジャック・ヴァンス
・『最後のウィネベーゴ』……コニー・ウィリス
・『白亜紀後期にて』……コニー・ウィリス
・『生家の裏庭』……ジェイムズ・P・ブレイロック
・『ジョン』……ジョージ・ソーンダース
・『ある日"半分になったルンペルシュティルツヒェン"』……ケヴィン・ブロックマイヤー
・『基礎』……チャイナ・ミエヴィル
・『飛ぶのは未だ越えざるもののため』……ジェフ・ヴァンダーミア
・『ほかの都市の物語』……ベンジャミン・ローゼンバウム
・『ニュースの時間です』……シオドア・スタージョン
・『床屋の予約』……チャールズ・ボーモント
・『グーバーども』……アヴラム・デイヴィッドスン
・『王侯の死』……フリッツ・ライバー
・『ザ・ジョー・ショウ』……テリー・ビッスン
・『オリオン』……ベン・ボーヴァ
・『COOL』……ローレンス・ワット=エヴァンズ
・『ニューヨークの妖精』……ナンシー・A・コリンズ
・『ツーリスト』……チャールズ・ストロス
・『貴腐』……ケイジ・ベイカ
・『影たちがやってくる夜』……ガードナー・ドゾワ
・『アメリカの七夜』……ジジーン・ウルフ
・『ラファイエット飛行中隊よ、きょうは休戦だ』……ジーン・ウルフ
・『ショウガパンの館にて』……ジーン・ウルフ
・『名犬クランキー』……ロン・グーラート
・『アンダーのゲーム』……マイクル・スワンウィック
・『ドギー・ラブ』……スコット・ブラッドフィールド
・『バベルの図書館網』……デイヴィッド・ラングフォード
・『18パーセントの男』……マイク・レズニック
・『ライフ・イン・ザ・グルーヴ』……イアン・ワトスン
・『アイスドラゴン』……ジョージ・R・R・マーティン
・『〈喪土〉に吼ゆ』……ジジョージ・R・R・マーティン
・『ヒーロー』……ジョージ・R・R・マーティン
・『禍つ星〈前篇〉』……ジョージ・R・R・マーティン
・『ヘッドラインのマジック』……ダグラス・レイン
・『パンと爆弾』……M・リッカート
・『禍つ星〈後篇〉』……ジョージ・R・R・マーティン
・『心にひそむもの』……デーモン・ナイト

去年より、いわゆるSFの作品が多かったかな?
初訳作家が多い一方、奇想小説短篇集が多く訳されたこともあって、久々に登場するベテランも数多く載った年。


個人的お気に入りは、
・『最後のウィネベーゴ』……コニー・ウィリス
・『ニュースの時間です』……シオドア・スタージョン
・『ザ・ジョー・ショウ』……テリー・ビッスン
・『ツーリスト』『吟遊詩人』……チャールズ・ストロス
・『貴腐』……ケイジ・ベイカ
・『アメリカの七夜』……ジーン・ウルフ
・『ドギー・ラブ』……スコット・ブラッドフィールド
・『18パーセントの男』……マイク・レズニック
・『ライフ・イン・ザ・グルーヴ』……イアン・ワトスン


特に『最後のウィネベーゴ』は素晴らしかった。
予想どおり、読者賞にも選ばれてたし。
河出の奇想シリーズに入る予定なので、是非出して欲しい。


『ニュースの時間です』と『ライフ・イン・ザ・グルーヴ』はぶっ飛んでて、よかった。
特に後者は「すげぇ!」と言いながら笑っちゃったよ。


去年に続いてチャールズ・ストロスのアッチェレランドシリーズも訳された。
これシリーズまとめて文庫で出ないかなぁ。


シリーズものでは、ケイジ・ベイカーの〈カンパニー〉シリーズがもっと読みたい。
これも文庫で出たら買うなぁ。出そうもないけど。


『ドギー・ラブ』はなんか可愛くて好き。


特集では、
コニー・ウィリス特集』、『異色作家短篇集・別巻』、『ユーモアSFショートショート特集』
が読み応えあった。