SFが読みたい! 2010年版

SFが読みたい!〈2010年度版〉発表!ベストSF2009 国内篇・海外篇

SFが読みたい!〈2010年度版〉発表!ベストSF2009 国内篇・海外篇

SFが読みたい! 2010年版―発表!ベストSF2009国内篇・海外篇』

1位『ペルディード・ストリート・ステーション』チャイナ・ミエヴィル(asin:415209043X)
2位『アッチェレランド』チャールズ・ストロス(asin:4152090030)
3位『洋梨型の男』ジョージ・R・R・マーティン(asin:4309622046)
4位『TAP』グレッグ・イーガン(asin:4309622038)
5位『ユダヤ警官同盟マイケル・シェイボン(asin:4102036113asin:4102036121)
6位『ベガーズ・イン・スペイン』ナンシー・クレス(asin:4150117047)
7位『無限記憶』ロバート・チャールズ・ウィルスン(asin:4488706053)
8位『時の娘』中村 融・編(asin:4488715036)
9位『レインボーズ・エンド』ヴァーナー・ヴィンジ(asin:4488705057asin:4488705065)
10位『アメリカン・ゴッズ』ニール・ゲイマン(asin:4047916080asin:4047916099)
11位『スプーク・カントリー』ウィリアム・ギブスン(asin:4152089881)
12位『泰平ヨンの航星日記』スタニスワフ・レム(asin:415011725X)
13位『金剛石のレンズ』フィッツ=ジェイムズ・オブライエン(asin:4488538029)
14位『フロム・ヘルアラン・ムーア(asin:4622074915asin:4622074923)
15位『〈プロバビリティ三部作〉』ナンシー・クレス(asin:4150116881asin:4150116946asin:4150116962)
15位『ヘミングウェイごっこ』ジョー・ホールドマン(asin:4150116997)
17位『エンジン・サマー』ジョン・クロウリー(asin:4594058019)
17位『カルメン・ドッグ』キャロル・エムシュウィラー(asin:4309205100)
19位『木でできた海』ジョナサン・キャロル(asin:4488547133)
20位『完全版 最後のユニコーン』ピーター・S・ビーグル(asin:4054037747)

ベスト10は完読。20位までは『泰平ヨンの航星日記』『ヘミングウェイごっこ』『木でできた海』が未読。


ベスト1・2は予想通り。『アッチェレランド』は第一部のノリで最後まで飛ばしてくれれば、SFとして文句なく1位だと思うんだけどね。
3位がちょっと意外かも。去年の必読短篇集だけど、SF的には『TAP』の方が上に来るかと思った。でも、出たのが2008年末だから、印象は薄くなっちゃったか。。同じく必読『ババ・ホ・テップ』*1が入っていないのが残念だけど、SFじゃあないわな。いや、ゴジラが……
フロム・ヘル』もランクイン。有名になったのは嬉しいけど、一抹の寂しさが(オタク的に)。でも、ちゃんとアメコミが市民権を得つつあるような気がしてきたなぁ。
個人的に納得いかないのは、プロバビリティ三部作。あれ、面白いか? あと、『紀大偉作品集「膜」』*2はもうちょい情報が広がっていれば、いいところまで行ったような気がするので残念。


毎年楽しみなのが、各社の今年の予定。
早川書房は、マーティン他共作『ハンターズ・ラン』、スティーヴン・エリクソン『マラザン堕落の書』。『イリアム』『オリュンポス』が早くも文庫化。
河出書房新社は、『Remember Palahaxi』と『アンランダン』を延び代をふまえて期待(笑)何よりも、奇想コレクションの長篇版《ストレンジフィクション》がスタート! 第一弾はアヴラム・デイヴィッドスンエステル・ハージイ博士の事件簿』
国書刊行会は、やっと『パウリーナの想い出に』が4月に。夏から《未来の文学》3期がスタート。冬にウルフのファンタジー。まぁ、話半分で(笑)
東京創元社は、ディック『未来医師』、フリン『アイフェルハイム』、ウィルスン『クロノリス』、ビジョルド『コマール』、ロビンスン『ブルー・マーズ』が久々に登場。こっちも半分も出ればいいやと期待。『アイフェルハイム』だけは出して欲しいけど。
扶桑社は、ブログでも書かれていたけど、やはりミステリは縮小傾向かぁ。マシスンが『縮みゆく人間』新訳と短篇集が出るとか。やはり、今年はロマンスを本気で攻めるか!?


サマーウォーズ』についてなんにも言及されていないのが意外。


猿人様は上手くオチてたな。