THE WITCHS' HAMMER



『魔女の鉄槌』ジェーン・S・ヒッチコック(角川文庫)読了。


稀覯本コレクターだった父が殺された。
なくなったものはただ一つ、以前治療した患者からお礼に送られた『魔法書』だけ。
それを手がかりに、犯人を探し出そうとする娘のビアトリスだったが、そこには強大な秘密結社が存在していた……!


稀覯本ってことで楽しみにして読んだんだけど、どうにも、フェミニズムの押し付けが強い印象。
俺が男だからかもしれないけど。


題名でぴんときた人もいるかもしれないけど、『魔女の鉄槌』っていうのは、中世に実在した魔女裁判のための法律書
作品の中でも、400年前の本だけども、現代でも男は女をこう見てるって台詞が何度も出てくる。
この小説自体も、小説と言うオブラートに包んでいるものの、男はこう、女はこう、という意見がずっと繰り返されていて、正直疲れた。
女性が読んだら意見が違うかもしれないけどね。