フロム・ヘル』を観に行ってきた。


30字以内であらすじをまとめると、アヘン中毒の警部が切り裂きジャック事件の真相を追う! というもの。
感想としては、眠くならなかったし、退屈もしなかったから、そう言う点では観られる映画ということだろう。
でも、絶対に見やがれ、オススメ! とは言い難い。
死体もっと見せやがれ! ってのが正直な感想(ウソ)


ジョニー・デップ演じるアヘン中毒でアブサン中毒の警部は、彼らしくてなかなかよい。
でも、その警部は酩酊状態のときに事件の真相や予知が見えるんだけど、
映画の中ではあんまりその能力があることに意味がない。
それから、きわめてニューマン的映画。
切り裂きジャック事件を知っている人なら、
現場写真や落書きなどのディティールが史実通りに出てくるから、そう言う点で楽しめると思う。
「ををっ、ちゃんとテーブルの上に切り取った肉片が積んである! 萌え〜」とか。
だから、その反面、そう言うのを知らないと普通の事件物にしか見えないかも知れない。
また、ジョン・メリックが出て来るんだけど、まったく本編には関係ない。ただ時代がかぶってるというだけ。
個人的にはウヒョって感じだったけど(笑)。
あと、当時の精神病の極めて革新的な治療法とか。そういう細かい部分はこってると思う。


つまり、キム“ヲタク”ニューマン的映画(笑)。
そんなわけで印象としては『ドラキュラ紀元』の映像化を見た感じ。
まー、ジャック好きか、『ドラキュラ紀元』が見てみたい人向け。


それにしても、なんか、最近のミステリー物の犯人って電波さん多いなー。
ところで、なんでR-15指定?