ENCOUNTERS OF SHERLOCK HOLMES

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1 (扶桑社ミステリー マ 34-1)

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1 (扶桑社ミステリー マ 34-1)

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)

シャーロック・ホームズヴィクトリア朝の怪人たち』ジョージ・マン編〈扶桑社ミステリ マ34-1、2〉

千夜一夜物語』の翻訳でおなじみのリチャード・バートン卿、ゴシック小説の有名な怪物…さまざまな実在の人物、架空のキャラクターとの遭遇が描かれるホームズ物語の最新コレクション。モダンホラーもあれば、スチームパンクもある。設定はしばしば突飛だが、どの作品にもホームズの魂が息づいている。編者のジョージ・マンをはじめ、マーク・ホダー、マグス・L・ハリデイ、キャヴァン・スコットといった新進気鋭の作家陣が腕を競うホームズ・パスティーシュの新機軸、その前編。
ホームズ・パスティーシュの新機軸、その後編。ドイルの同時代人、E・W・ホーナングが生んだ紳士泥棒A・J・ラッフルズとの知恵比べ、地下鉄の工事現場に夜な夜な現れるミイラ男の怪。ホームズがタバコ入れとしている“ペルシャ製スリッパー”の謎が明かされ、あのH・G・ウェルズが登場する。そこはなんと、“宇宙戦争後”の世界なのだ!エリック・ブラウン、リチャード・ディニック、マーク・ライトら、俊英が妄想力と遊び心を詰め込んだ奇想天外な8編。お楽しみあれ。

各方面に謝ります!
コナン・ドイルシャーロック・ホームズは一つも読んだことないんだよね〜
ホームズが出てくるフィクションはけっこう読んでるんだけど。『ドラキュラ紀元*1とか『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』*2とか『ジャバウォッキー』*3とか(全部チョイ役じゃん!)
経験上、一番ホームズ度が高いのは『名探偵ホームズ』*4かな(問題発言)

収録作品
1巻
『失われた第二十一章』マーク・ホダー
シャーロック・ホームズと品の悪い未亡人』マグス・L・ハリデイ
『セヴン・シスターズの切り裂き魔』カヴァン・スコット
シャーロック・ホームズフランケンシュタインの怪物』ニック・カイム
『クリスマス・ホテルのハドソン夫人』ポール・マグルス
『地を這う巨大生物事件』ジョージ・マン
2巻
『閉ざされた客室』スチュアート・ダグラス
『火星人大使の悲劇』エリック・ブラウン
『地下鉄のミイラ男』リチャード・ディニック
『ペニーロイヤルミント協会』ケリー・ヘイル
ペルシャのスリッパー』スティーヴ・ロックリー
『泥棒のもの』マーク・ライト
『ハドソン夫人は大忙し』デイヴィッド・バーネット
『堕ちた銀行家の謎』ジェームズ・ラヴグローヴ

前記したように正典は全く未読なので、ホームズらしいとかホームズ度が高いとかはどうでもよく(超問題発言)、むしろホームズから離れてる作品のほうが好きかもw


お気に入りは、
『失われた第二十一章』
本書の目玉と言っていい作品。
〈バートン卿〉シリーズ*5のスピンオフ。
老いたバートンとスウィンバーンがホームズと出会う。
ただ、スチームパンク成分はなし。
バートンはあの女と結婚するのかぁ…w


『地を這う巨大生物事件』
編者のジョージ・マン自身のスチームパンクシリーズとのホームズ・クロスオーバー。
公私混同というか、これを書いちゃったがために、無理やりアンソロジーを作った気配も…w
タコ型メカが出てくる時点で、高得点なのは保証済みw

『火星人大使の悲劇』
宇宙戦争』後の世界のホームズを描いた作品。
収録作品で、一番SF度が高い(SFを求めるなって?)
火星人襲来によって、歴史は大きく変わってしまい、『宇宙戦争』を史実として扱った作品の中でも結構ユニークかも。


『ハドソン夫人は大忙し』
ホームズがボンクラで、実はハドソン夫人が全て解決し、彼の手柄と見せかけているという作品。
これが一番面白かったかも。
ホームズとワトソンが予想以上のダメ人間で、もはやいないほうがいいレベルw
こういう感じの実写ドラマみたいなぁ。


北原尚彦さんの解説が面白く、「◯◯という記述から、××と△△事件の間の出来事と推測できる」って、シャーロキアンは凄いなぁw