ようやく『サイレントヒル2』クリア。


感想としては、怖いと言うより気持ち悪い。
前作をやったことがある人ならば分かるだろうけど、
このゲーム、見た目は『バイオハザード』だけど、そこから受け取るものはまるで違う。
気持ち悪いと言う感触があるゲームは本当に凄いと思う。


そんなわけで、前作よりもいろんな意味で気持ち悪さ(笑)が上がってる。
グラフィックも、音も、雰囲気も、シチュエーションも全てが気持ち悪く、意味不明。
前作が俺が小学生の時に見た悪夢のイメージそっくりで、フラッシュバックして心臓が止まりそうになったのだが、それがますますリアルになってた。
恐るべし、コナミ


今や、ホラーってのは、ゲーム、小説、映画と様々なメディアに広がってるけど、
「恐怖」と言う感覚が要のホラーは、ある程度インタラクティブなゲームと言うメディアと相性がいいと思う。
SFやファンタジーはどうしても、第三者的な視点でしか見れないけど、ホラーはゲームの主人公と感覚が共有できる。
まー、それも、ゲーム自体のセンスが悪いとダメだけど。
そんな点で、『サイレントヒル』はトップに立てるゲームだと思う。


さて、途中、思わせぶりなアイテムやメッセージは結局雰囲気だけだったのかいう感想もあるものの、そのエンディングは泣ける。
今までに見てきた全メディアのエンディング中でもトップレベルのさびしんぼうなラスト。
今だかつて、こんな主人公がいただろうか?
最後を終えると、途中のいろいろなものを想像したくなる。


ちなみにエンディングは四つ。
そして、前作の宇宙人以上の驚愕のおまけエンディングが一つ。
弟がひたすらやってるから、取り敢えず、おまけを入れて四つは見たから、もう1個も何とかして見たい。
いや、おまけエンディングは凄いよ。「スベテ、オマエノシワザダタノカ!?」って感じだ。


ゲーム的には、前作の方がゲームっぽかった。
アクションはぬるいし、アイテムは山のように取れる。ストーリーと雰囲気をとくと味わえと言うことかな。
個人的には全く期待を裏切らなかったベストゲームだと思うけど、不満がないわけではない。
前作の全プレーヤーを驚愕せしめた(と思われる)「あの」エンディングではないのだ!
あれを期待してたのになー。ジャッキーのNGシーンがない『プロジェクトA』みたいなもんだよ(笑)
それとも、評判悪かったのか? まー、分かるけど。