土星のひと

久々にゲームの話。


サターン(いまさら)の『プリンセスクラウン』をクリアする。
といっても、これで3〜4度目だ。
このゲームの素晴らしさは、そのドットパータンの細かさ。
スタッフのキャラクターに対する愛を感じるほど。
なんと言っても、見所(笑)はキャラクターが食べ物を口にするときの仕草。
特に、主人公グラドリエルのライバル(?)のいたずら魔女っ娘プロセルピナがハートの実を食べ終わったときと言ったら!
レベルが上がったときのポーズも最高(やっぱりプロセルピナ)。
また、敵モンスターのデザインも秀逸です。


現在のファンタジーは、神話や伝説を原材料とするなら、『指輪物語』がフォン・ド・ボーで、日本のYA小説はそのフォン・ド・ボーを調味料と使っていると言うところか。
プリンセスクラウン』は原材料やフォンの味をしっかり感じさせながら、極めてオリジナリティのある世界を構築している。
幻超二の漫画もそれに匹敵するな(いつか、この人のコーナーも作りたいものだ)。
ちょっと系統が違うが、最近のファンタジーでお気に入りの作品は、安森然の『ウォーターエンジン』。
ただ、雑誌が雑誌だけに、エロには進んで欲しくないな。