Wonder Woman


『ワンダーウーマン』鑑賞


DCコミックスが生んだ女性ヒーローで、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でスクリーンに初登場した、ガル・ギャドット演じるダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンを主役に描くアクション大作。女性だけの島のプリンセスだったダイアナが、いかにして最強の女戦士=ワンダーウーマンとなったのかが描かれる。女しかいない島で、プリンセスとして母親に大切に育てられてきたダイアナ。一族最強の者しか持てないと言われる剣に憧れ、強くなるための修行に励む彼女は、その中で自身の秘められた能力に気付く。そんなある日、島に不時着したパイロットのスティーブとの出会いで、初めて男という存在を目にしたダイアナの運命は一転。世界を救うため、スティーブとともに島を出てロンドンへと旅立つ。スティーブ役は「スター・トレック」シリーズのクリス・パイン。「モンスター」でシャーリーズ・セロンにアカデミー主演女優賞をもたらしたパディ・ジェンキンス監督がメガホンをとった。

これまで、婉曲表現でイマイチ続きだったDCEU。
ここでコケたら後がない。


誰もが驚く美くしさ、カルチャーギャップコメディのかわいらしさ、そして、アクションシーンの力強さ、この三要素を持ち合わせたガル・ガドットをキャスティングできた勝利だろうなぁ。


人間と世界を愛し、守ること純粋に誓うダイアナ最強の武器が防御っていうのがいいよね。
虐げられし者のため、塹壕から姿を見せるシーンは、アメコミ映画屈指のカッコよさ。


近年のアメコミ映画ブーム初の女性ヒーロー物が、これだったのは幸せなことだと思う。


ダイアナに同行する多国籍ポンコツチームが、また特攻野郎げでいい!……んだけど、彼らがいてもいなくても、変わらないのが残念。
特に、スコットランド人のスナイパーの扱いはもったいない。今でいうPTSDに苦しんでいる彼は、ダイアナに「もう戦わなくていいのよ」と慰められるための機能にしかなってないんだよね。


あと、ラストバトルがイマイチ、カッコ悪かったなぁ……


ところで、セミッシラを覆っていたのはバリア―かと思ったら、単なる目くらましだったの?
それなら、今まで、誰も訪れてないのはなぜ?
絶海も孤島でもなさそうだけど……


観てる間は楽しめたけど、後でちょいちょい気になる作品でした。