Silence



『沈黙 サイレンス』鑑賞


遠藤周作の小説「沈黙」を、「ディパーテッド」「タクシードライバー」の巨匠マーティン・スコセッシが映画化したヒューマンドラマ。キリシタンの弾圧が行われていた江戸初期の日本に渡ってきたポルトガル人宣教師の目を通し、人間にとって大切なものか、人間の弱さとは何かを描き出した。17世紀、キリスト教が禁じられた日本で棄教したとされる師の真相を確かめるため、日本を目指す若き宣教師のロドリゴとガルペ。2人は旅の途上のマカオで出会ったキチジローという日本人を案内役に、やがて長崎へとたどり着き、厳しい弾圧を受けながら自らの信仰心と向き合っていく。スコセッシが1988年に原作を読んで以来、28年をかけて映画化にこぎつけた念願の企画で、主人公ロドリゴ役を「アメイジングスパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが演じた。そのほか「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のアダム・ドライバーらが共演。キチジロー役の窪塚洋介をはじめ、浅野忠信イッセー尾形塚本晋也小松菜奈加瀬亮笈田ヨシといった日本人キャストが出演する。

遠藤周作の『沈黙』*1マーティン・スコセッシが映画化。


3時間近くあり、常に緊張を強いられる作品なだけど、まるで飽きず。
日本の描き方も全く不自然さなし。


人間とは? 信仰とは? という命題を観客に問う。


オススメできる作品なんだけど、それ以上に、劇場内での出来事が強烈過ぎて。


宣伝が終わって、文字どおり開幕と同時に、近くの席にいた二人がつかみ合いの大喧嘩。
よりにもよって、キリスト者の映画で喧嘩おっぱじめるかよ!
汝の敵を愛せよ、もうw


こういうときのお定まりどおり、肘が当たっただの当たってないのだの、どうでもいい理由。
理由はくだらなくても当事者にとっては収まらない。それ以上にたまらないのが、その他観客。
キリシタンが拷問されてるシーンがまるで頭に入ってこず。
今にも殴り合いが始まりそうな雰囲気だったところで、誰かがスタッフを呼んできて、とりあえず一人は外へ。
もう一人は「俺は出ない」と居座る。
ここまで5分位だったんで、一度中断して、最初から始めると思ったんだけど、そのまま続行。


1時間くらい(もうちょい?)して、またスタッフが闇に紛れて入ってきて、もう一人を外に連れ出す。
今度は何も文句を言わず、黙って連行。


場内に平穏な沈黙が訪れるw


上映をやり直さなかったのはたまたまなのか、システム的にできないのかは、わからない。
ここからは推測なんだけど、もう一人が席に残ってたからじゃないかなぁ。まだ興奮冷めやらないから、ここでやり直したら、また怒りが再燃しちゃいそうw 二人とも出ていたら違ったかもね。


もうひとつ。
あんなに騒いでいたのに、二度目に黙って連行されたのはなぜか?
「今ならお話し聞くだけで済ませますが、出ていただけないと警察呼びます」的なことを言ったのかなぁ。
時間置いたのは、興奮を覚ますためだろうけど。
こういうときのマニュアルはどうなってるのか知りたいw


終映後は申し訳ないことに無料券が配られたんだけど、あいつらに払わせよ。