Into the Woods



『イントゥ・ザ・ウッズ』鑑賞


赤ずきん、シンデレラといったおとぎ話の主人公たちのその後を描いたブロードウェイの人気ミュージカルを、ディズニーが実写映画化。「シカゴ」「NINE」のロブ・マーシャル監督がメガホンをとり、魔女役にメリル・ストリープ赤ずきんのオオカミ役にジョニー・デップら豪華スターが共演した。魔女にかけられた呪いのせいで子どもに恵まれなかったパン屋の夫婦は、子どもを授かりたければ「赤いずきん」「黄色い髪」「白い牛」「黄金の靴」の4つのアイテムを森から持ち帰れと魔女に命じられ、森へ向かう。時を同じくして、赤ずきんラプンツェル、ジャック、シンデレラたちもそれぞれの願いをかなえるために森へとやってくるが……。「ウエスト・サイド物語」なども手がけたスティーブン・ソンドハイムが、原作ミュージカル同様に作詞・作曲を担当した。

長いよ!


原作ミュージカルは全く知らないし、ミュージカル映画もあまり観ていないので、物語の内容だけで感想を語るのをお許し下さい。


「おとぎ話の主人公たちのその後」というのが謳い文句なので、傑作アメコミ『FABLES』*1(こちらも映画化の話あるんだけっけ?)みたいなのを期待していたんだけど、「その後」に展開するのは、映画も後半に移ってから。
いくつかのおとぎ話が同軸上にあって交差するのは面白いと思ったけど、前半はよく知ってる定番なだけに、正直退屈。無駄に長く感じてしまったよ。


原作とどれだけ改変されてるか知らないけど、物語も結構おざなりなんだよなぁ。パン屋は生き別れの妹にまるで触れないけど、そこはいいの? それに付随するように、ラプンツェルの必要性は薄い。
とうもろこしで代用できるなら、白く塗った牛でもよくない? あそこは笑いどころなのかもしれないけど、そこまでが間延びしちゃってるので反発しか覚えない。


肝心の「その後」もたいして面白くないしなぁ。「その後」を描くというより、結果的に「その後」になった感じ。
王子のクソッタレっぷりは良かっただけに、そこをフィーチャーして欲しかったw


ところで、赤ずきんのおばあさんってなんで森の中で一人暮らししてるの? 嫁姑的な?
あと、改めて、豆の木の巨人は何も悪い事してないのにかわいそすぎる。