BAYONETTA Bloody Fate



『BAYONETTA Bloody Fate』鑑賞

2009年にセガから発売された人気アクションゲーム「BAYONETTAベヨネッタ)」をアニメーション映画化。自分が魔女であるということ以外の記憶をもたない主人公ベヨネッタが、天使たちを相手に苛烈な戦いを繰り広げる姿を描く。襲い来る天使を狩る日々を送っていたベヨネッタは、ある日、舞い込んだ失われた記憶に関する情報をもとに、宗教都市ヴィグリッドへ旅立つ。ベヨネッタはそこで失われた記憶にまつわる数奇な出会いを果たし、徐々に過去が明らかになっていく。監督は「アフロサムライ」の木崎文智、アニメーション制作を「ラストエグザイル」のGONZOが担当。

この手の映画に行くのは珍しいけど、原作ゲーム*1は他を全部売ってもこれだけは残すくらいに好きなんで(アダム・ヒューズがジャケット描いてるし)、半ば義務感で劇場に足を運ぶ。
おお! 明らかにヒューマントラストに集う映画オタを雰囲気が違う!w


絵も動きも綺麗だし、話もダイジェスト感はあるものの、ちゃんとまとまってるんで、一見さんがこれ単品で観ても不都合はないと思う。ただ、全くゲームを知らない人間が来るとは思えず、これならゲームやればいいじゃん、と思ってしまう。
個人的には、ゲームのアニメ化の意義がわからないんだよなぁ。一定数の集客が望めて、コンバートしやすいのかもしれないけど。実写化の方がまだわかる(面白いかどうかは別)


一番のネックは、原作ゲームの方が、バカで下品でエロいんだよね。それこそがこの作品の肝なのに、アニメ版はそれらがかなり薄い。
まぁ、あれは自分で動かしているから面白いんであって、受動的に見せられるとちょっと引くかもw
映画版の意義は、三角木馬とジャンヌの貧乳っぷりと、原作ではラストでちょっとしか見られないベヨネッタの前張が思う存分堪能できることかな。