今年の電子451

ここまで、一気に電子書籍の波が来るとは思ってなかったな〜
とはいうものの、この手のデバイスが広がるのがじわじわというのはあまりないか。


書痴としては、味気ない電子書籍には興味がないんだけど、ふと考えてみると、人類史の一大転換点に立っているのかも。
石版、粘土板、木簡、パピルス(巻物)ときて、今の書籍の形ができてから、もう2000年くらい。
その形が変わろうとしているのは、かなり凄いことを目撃していると思うんだよね。
まぁ、最後まで紙媒体で粘るけど。


電子ブックがメインとなったら、レア本とかそういう概念はなくなるのかしら?
いやいや、パピルスの頃から装丁オタがいたくらいだから、それくらいじゃ絶滅しないか(笑)


せめて生きている間は紙の本が残っていて欲しいけど、電子化は免れないのかなぁ。
ただ、電子化がさらに進んだとしても、100%移行されるはずがない。まずはこれから出るものが電子化で販売され、その次に過去の名作や重要度の高い作品の移植、それから大衆小説、みたいな感じかな。マイナーSFなんて優先順位最低か、むしろ忘れ去られるかも。『第三帝国の女豹』(())とか電子化するコストがもったいないでしょ(笑)
その漏れを拾って、少しでも紙媒体で保持するのが、文化の守護者たるオタクの役目!
というわけで、古本屋で任務を……