怪獣文学大全
- 作者: 東雅夫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1998/08
- メディア: 文庫
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収録作品
全体的にさらっと読了。
個人的によかったのは、
・「発光妖精とモスラ」
ザ・ピーナッツが4人!(笑)
東京タワーに繭を作るビジョンは、映画の勝利だなぁ。
・「闇の声」
『マタンゴ』の原作。
ホジスンの短篇は、恐怖ではなく、生理的嫌悪感なんだよなぁ。
そこが見えない海で、ぬるっと何かを踏むような……
毎年読もうと思って(部屋から)見つからないホジスンの短篇集*1。
これは掘り出さないとな……
・「マタンゴ」
「闇の声」の翻案で基本的に同じなんだけど、単に日本に舞台を移しただけでなく、飢え、未知のキノコの他に、人間関係の恐怖も違和感なく加えられていて、原作よりも面白くなっているのは流石か。
最近の拷問ゲーム系の質感でリメイクしたら面白そうだけどなぁ。
・「ガブラ -海は狂っている」
・「マグラ!」
基本的にゴジラと同じ。
……なんだけど、巨大怪獣に為す術もなく、博士が秘密兵器で立ち向かうのが好きなんで問題ありません(笑)
・「日本漂流」
くだらなくて好き。