Die Tellerwaechter GmbH oder wer das Wetter wirklich macht
- 作者: ハンスツィッパート,ミヒャエルゾーヴァ,諏訪功,ヴォルフガングシュレヒト
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: 単行本
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ミヒャエル ゾーヴァ展でそそられたんだけど、最近出たばかりだとわかって早速着手。
ご飯を残すマークとサラ。お母さんに「お皿を空にしないと、天気が悪くなるわよ」と言われても知らん顔。そこに怪しげな男たちがやってくる。サラたちがいつも残すので、雨がやまない土地があって困るというのだ。彼らは、各地のお皿を監視し、それと連動してる天気をコントロールしているらしい。しかし、サラと仲間の子ども探偵団は、お皿監視人たちの真の企みを知り、それを阻止しようとする!
「お皿を空にしないと、天気が悪くなる」というのはドイツのことわざで、そこからイマジネーションを広げた物語。
こういうアホな理論と、それに基づいて真面目に監視している組織ってのが好きなんですよ(笑)
児童書だとしても、投げっぱなしの設定(洗脳ホットプレートの仕組みが知りたい……)やご都合主義はなんだけど、力の抜け具合はほどよく、目くじら立てずに、くだらなさを楽しむべし。イタリア食堂で残しまくって竜巻起こすとかさ。
お皿監視人の企みとシステムはSF(?)で、中盤は探偵もの(?)で、ラストの一行はホラー、とてんこ盛りですよ。
それにしても、児童書高いな。