2009年11月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/09/25
- メディア: 雑誌
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今月は、『J・G・バラード追悼特集』
バラードは、どうも肌に合わないんで、牧眞司さんによる読書ガイド「やさしいバラード」から読んでみることに。正しいかどうかはわからないけど、そういう読み方をすると、確かに多少は飲み込みやすいかも。
翻訳は、再録合わせて4本。
・「太陽からの知らせ」……J・G・バラード
遁走と呼ばれる、人間から時間がすり抜け、活動が止まってしまう病気。
それを診る医師もまた、それに罹り、日に日に活動時間が短くなっていた。
そんな中、彼に宇宙飛行士の選考を落とされた狂気の男は、症状を押しとどめているように見える。
はたして?
思いの外、楽しめたかなぁ。
正直、あらすじ書くのが面倒なほど、理解できてないんだけど、
読んでいて身を焼くような砂漠、太陽、鏡のビジョン、
時間は一瞬の連続であり、遁走はカメラのシャッターの開放と同じで、全ての実像が無限の重ね合わせになる永遠の姿はなかなか魅力的。
・「コーラルDの雲の彫刻師」……J・G・バラード
既読。
実は、『ヴァーミリオン・サンズ』*1はあまり性に合わなかったんだけど、この作品は好き。
・「ZODIAC2000」……J・G・バラード
全く分けわからず……
ごめんなさい。
・「メイ・ウエストの乳房縮小手術」……J・G・バラード
これは気に入りそうな感じだったんだけど、やはりわからず……
濃縮小説ってなに?
「堺三保のアメリカン・ゴシップ」新連載
ディズニーのMARVEL買収の話。
やはり、映画化のこれからが気になるよなぁ。
ただ、ニュースでわかっている以上の話がなかったので、もっと突っ込んだ内容が読みたかった所。
「大森望の新SF観光局」は、DTP入稿。
デジタルは早いのはいいんだけど、今までではあり得ないような誤字・脱字があるのはなぁ……
製品なのに、文字化けして、×マークになってるのとか最悪でしょ?
敢えてやってるのならともかく。
「デッド・フューチャーReMix」は、スターウォーズ宣言を作ったのは!?
「SF挿絵画家の系譜」は、小林弘隆
「サはサイエンスのサ」は、インフルエンザつづき。
個人の健康と公衆衛生のギャップ
「サイバーカルチャートレンド」は、半導体メモリ
「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、ホット・ジュピター。滅ぶ運命の惑星。
香山リカは、政権が変わっても……。
「MAGAZINE REVIEW」は〈アナログ〉誌
"Gunfight on Farside"アダム=トロイ・カストロ
"Among the Tchi"アダム=トロイ・カストロ
が面白そう。
カストロは短篇集とか訳されないかなぁ。
来月は秋のファンタジー特集