SFが読みたい![2004年版]



2003年度の海外作品ベスト10は以下。


1位『あなたの人生の物語』……テッド・チャン
2位『しあわせの理由』……グレッグ・イーガン
3位『海を失った男』……シオドア・スタージョン
4位『ジーリー・クロニクル』……スティーヴン・バクスター
5位『七王国の玉座』……ジョージ・R・R・マーティン
6位『カルカッタ染色体』……アミタヴ・ゴーシュ
7位『紙葉の家』……マーク・Z・ダニエレブスキー
8位『星海の楽園』……デイヴィッド・ブリン
9位『不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ』……パトリック・オリアリー
10位『イエスのビデオ』……アンドレア・エシュバッハ


まあ、上位3位は順当かな。
SFマガジン』の読者賞では、惜しくもイーガンに破れたけど、
こちらでは見事チャンが1位。
まぁ、チャンとイーガンの年だったね。


それにしても、4位までが短篇集。ベスト20まで見ると、
7作品が短篇集・アンソロジー
長編不作の年だったってことなんだろうなぁ。
今年も、幻の短篇集刊行は続くから、さらにこの傾向に拍車がかかるか?


我がイチオシの『文学刑事サーズデイ・ネクスト』は17位と健闘!
『凶獣リヴァイアサン』が12位ってのが、悔しいような、納得なような、笑えるような。


あとは今年の各出版社の予定。


早川書房からはパーンの正篇『パーンのイルカ』が出るそうだ。
それからプラチナファンタジージェフ・ヌーンの『自動人形アリス(仮)』。
ヌーンの名前なんて久しいな。


東京創元社は、新装版『キャプテン・フューチャー』が夏に。
やっと『ブルー・マーズ』が出る模様。
ホーガン『土星の揺篭』とイーガン『万物理論』って去年も載ってなかったっけ?


角川からは
ギブスンの『パターン・レコグニクション(仮)』が5月予定。


河出は頑張ってくれます。
奇想コレクションは続刊決定!
7月にベスター。その後はまだ秘密とか。
中村融のファンタジー・アンソロジーも続編が出るようで。


国書刊行会はレムコレクションを4月、未来の文学シリーズもそれと同時期に出る予定。
こちらも楽しみ。


ソニーは『文学刑事サーズデイ・ネクスト2』が秋に!
やった!