書物の世界の三十三年間の冒険

書物の世界の三十三年間の冒険 (ビブリオフィル叢書)

書物の世界の三十三年間の冒険 (ビブリオフィル叢書)

『書物の世界の三十三年間の冒険』デヴィッド・カスバートソン(図書出版社)読了。


薔薇の名前』を読む前の準備運動として、古書物をちょっと読むことにする。


スコットランドの図書館に勤めていた著者の回想録。
それなりに面白いんだけど、一つ一つのエピソードがあまりつながりがなく、
本当に思いだして書いてる感じで、今ひとつ踏み込みが足りない印象を受けてしまった。
それと、100年前の話だから、出てくる学生なんかが漱石に出てきそうな書生さんで、ちょっと実感がわかなかったかな。
聖職者や学位だけがある副館長を小馬鹿にしてるところは面白かったけどね。