テレビを見ていたら、CMに懐かしい物体が。


あっ、油すまし……?


ま、まさか、東映の妖怪三部作が再映っ!?(んなわけないって)
いや、なにか違う。『さくや妖怪伝』だ……。


どうして、最近の日本の特撮やらメイキャップは、どこか抜けてんのが多いんだろうか。
懐古趣味だけでなく、絶対に『妖怪百物語』とか『妖怪大戦争』のときの妖怪の方がいいと思う。
ああいう特撮物って言うのは、造形と映像のギャップを埋めなくちゃならない。
どっちかが上手くても下手でもいけない。その究極的な手法がCGなわけだ。
昔の妖怪物だって、その造形は上手いとは言えない。
むしろ今から見ればちゃちい(造形技術だけはあまりレベルアップしてないのか?)。
しかし、それが映像の味とバランスが取れているからおかしくないのだ。
それに比べて、今回の油すましは。合成とかにはえらく凝ってるのに、
どうしてか妖怪の造形はリアルにもディフォルメにもなりきっていない。
こういう詰めの甘さが日本映画はつまらない、とか言われる原因なんだろうな。


でも、最近の映画はかなりイイ。『鮫肌男と桃尻女』とかね。
それにしても、あのモ○ラの造形だけは酷すぎる……