Grudge Match



『リベンジ・マッチ』鑑賞


ともにボクシング映画の傑作として名高い「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロと「ロッキー」のシルベスター・スタローンが、ライバル同士の老ボクサーに扮し、人生最後のボクシングマッチに挑む姿を描いた。若い頃にピッツバーグのボクシング界で実力を競い合っていた、ヘンリー・“レイザー”・シャープとビリー・“ザ・キッド”・マクドネン。全米で注目を集めていた2人のライバル争いは、1勝1敗という対戦成績で迎えた運命の第3戦の前夜、レイザーが突然引退を発表して幕を下ろした。それから30年が経ち、金儲けのチャンスだと確信したプロモーターから「もう一度リングに上がり、今度こそ決着をつける」というオファーが2人のもとに舞い込む。

ライバル同士の、70近い元プロボクサーが、30年ぶりに因縁の対決をつける、ってかなり失笑もののあらすじなんだけど、それが『ロッキー』*1vs.『レイジング・ブル*2と聞いちゃあ、観ないわけには行きませんよ。


もちろん、ロッキー・バルボアvs.ジェイク・ラモッタではないんだけど、どう見てもそうだし、製作者側もわかってやってる。
『ロッキー』『ランボー』のTV放映で育った世代としては、生卵と牛肉ペチペチが出てきたら、もう喜んじゃう。
アラン・アーキン演じる老トレーナーが、また車椅子のミッキーっぽいんだよね。


宣伝活動で顔を合わせるたびに喧嘩をして、それがいちいち野次馬にyoutubeに上げられちゃうのが現代的。


コミカルで、荒唐無稽なストーリーなんだけど、やっぱアメリカのボクシング映画はアガるよね〜。
3ラウンドくらいまではちゃんとやって、それ以降はセクシーなラウンドガールをはさみながら、最終までモンタージュという演出は、わかっちゃいるけどグッと来る。


キム・ベイシンガーは美人を保ってるな〜。