20 Feet from Stardom



『バックコーラスの歌姫たち』鑑賞

音楽界のトップスターを影で支えてきたバックシンガーたちにスポットを当てたドキュメンタリー。1960年代に黒人コーラスグループ「ブロッサムズ」としてデビューし、名プロデューサー、フィル・スペクターの生み出す楽曲でバックコーラスを担当しながらも、あくまでも彼女たちをバックシンガーとして起用することにこだわるスペクターと衝突し、音楽界を去ったダーレン・ラブ。そんな彼女を筆頭に、10人を超えるバックシンガーたちが登場。その波乱に満ちた人生を語るほか、見事な歌声も披露する。また、ブルース・スプリングスティーンミック・ジャガー、スティング、シェリル・クロウスティービー・ワンダーといったトップミュージシャンも、バックシンガーたちとのかかわりを明かす。レコーディング風景やセッションの様子など、貴重な映像も収められている。

バックシンガーに焦点を当てたドキュメンタリー。


音楽はあまり嗜まないんで、あまりピンとこなかったんだけど、いざ彼女たちの声を聞くと、知ってる往年の名曲ばかり。
確かに、口ずさんじゃうのは、彼女たちのコーラスなんだよね。目立たないけど、絶対に必要不可欠。
そんな彼女たちの歴史と現状を描く。


超一流のバックコーラスでも、ピンの歌手になれるとは限らず、またピンでデビューしたからといって一流になれるとは限らない。
登場するスターも、彼女たちの実力を認め、尊敬はしているものの、自分自身はコーラスをやりたいとは思わない、という厳しさと残酷さが映しだされている。


洋楽に興味があるなら、オススメの一作。