Stitches



『道化死てるぜ!』鑑賞
「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2013」の一本

「ミート・オブ・ザ・デッド」のコナー・マクマホン監督・脚本によるアイルランド製スラッシャーホラー。内気な少年トミーの誕生日会に呼ばれたピエロが、悪ガキたちに馬鹿にされた挙句、彼らのイタズラが原因で事故に遭い死んでしまう。それから6年後、成長した悪ガキたちは、トミーの16歳の誕生日パーティに参加する。そこへ地獄からよみがえったピエロが姿を現わし、かつて自分を死に追いやった者たちを1人また1人と血祭りにあげていく。

この邦題を考えた人の笑顔が脳裏に浮かぶw


あらすじだと、一方的にピエロがカワイソ〜なんだけど、このピエロも最低レベルなんで、物語的にはどっちに肩入れすることもない。お膳立てはすぐに用意されるから、とっとと糞ガキどもを皆殺しにして! と期待していると少々肩透かし。
あくまで、復讐の対象しか襲わないんだよね。何十人もバカ高校生が集まってるのにもったいないw


ゴア描写は、アイデアも技術も80年代を思い出させてくれて大変楽しいんだけど、そこに至るまでも、いちいちパーティシーンが挟まるため、何度もスピードダウンを強いられて飽きてくる。
メインの登場人物のキャラクターは初めのほうで上手く紹介されているんだから、後半の殺戮シーンは21世紀らしく、スピーディにしても良かったと思うんだけど。


秘密結社風のピエロたちはなかなか好みなんだけど、なんで蘇ったのかよくわからないのが残念。パーティが終わってないってこと?